マウスピース(ナイトガード)

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歯ぎしり・食いしばりから歯を守るナイトガード

ナイトガードとは

歯を強く噛みしめたり食いしばったりするとき、歯には自分が思っている以上に大きな力が加わっています。健康な歯であればある程度はその力を受け流せますが、詰め物や被せ物が入っている歯、根管治療を終えた歯は強度が下がっているため、こうした力の影響を受けやすくなります。日常的な歯ぎしりや食いしばりの習慣があると、歯が少しずつすり減ったり、欠けたり割れたりするきっかけになることもあります。

とりわけ就寝中の食いしばりは、無意識のうちに起こるため自分の意思でコントロールすることができません。そこで役立つのが、寝ている間に装着するマウスピース「ナイトガード」です。歯と歯のあいだにクッションをはさむことで力の影響をやわらげ、ご自身の歯や治療した歯を守る助けになります。

歯を保護するナイトガード

ナイトガードは保険診療で製作可能

ナイトガードは歯ぎしりや食いしばり・顎関節症などが原因で、歯や顎の関節・筋肉に痛みや不調があると診断された場合には保険診療で作成することができます。3割負担の方であればおおよそ数千円程度で作ることができ、比較的少ない負担でお口を守る対策を始められます。

一方で、激しいコンタクトスポーツで使うスポーツ用のマウスガードや、歯の医療ホワイトニングに使うマウスピース型のトレーなど、痛みや不調の治療を目的としないマウスピースは自由診療での製作となります。同じマウスピースでも目的によって扱いが変わるため、ご不明な点があればお気軽にお尋ねください。

模型を用いて歯ぎしり・食いしばりの診断をする歯科医師

歯ぎしり・食いしばりのサイン

起床時に顎の違和感を感じる男性

起床時の違和感

朝起きたときに顎が重い・だるい・こわばっていると感じたり、こめかみや頬のあたりが痛い、口が開きにくいと感じる方は、就寝中の歯ぎしりや食いしばりのサインかもしれません。

無意識のうちに歯や顎に大きな負担をかけてしまっている可能性があります。

日中に無意識で食いしばる男性

日中の無意識の癖

日中、起きて活動している間は、本来であれば上下の歯は触れ合っていないのが正常な状態です。ストレスや癖で日中も歯を接触させてしまう状態はTCH(歯列接触癖)と呼ばれます。

無心に集中してしまう際や力仕事で息んでいる際、歯が食いしばりの影響を受けているおそれがあります。

食いしばりの影響で舌に跡がついた状態

舌や頬についた跡

無意識に強い食いしばりや歯ぎしりがある方は、頬の内側の粘膜や舌が歯に押し付けられ続けることがあります。

舌のふちに歯の形に沿った波打つような跡(舌圧痕)が残ることもあり、鏡で舌を見たときのひとつの目安になります。

ナイトガード装着時の効果

歯ぎしり食いしばりの緩和

就寝中の歯ぎしりや食いしばりは、ナイトガードの効果が最も期待できるお悩みです。歯ぎしり・食いしばりの癖がある方の歯は、知らないうちにすり減っていたり、就寝中にギリギリと音を立てていたりします。

ナイトガードを装着することで歯と歯の直接的な接触を防ぎ、歯や顎の筋肉の疲れをやわらげることができます。

治療した歯の保護

セラミックの被せ物や根管治療を終えた歯、インプラントなどは、強い力が繰り返し加わると折れや欠けなどのトラブルが起こる可能性があります。

特に根管治療をした歯は残っている歯質が少なく割れやすいため、ナイトガードで保護することが治療した歯を長く使い続けることにつながります。

顎の負担軽減

歯ぎしりや食いしばりによる力は、歯だけでなく顎の関節にも負担をかけます。ナイトガードで噛む力を受け止め、分散させることで、顎関節にかかる負担をやわらげます。

結果として、顎関節症の症状を安定させる助けになる場合もあります。

ナイトガード使用の注意点

継続して使うことが大切です

ナイトガードは、治療した歯を守り、顎への負担を軽くするために有効な対策です。ただし、途中で使うのをやめてしまったり、装着しない日が続いたりすると、その効果は十分に発揮されません。毎晩の習慣として続けていただくことが、歯を守るうえで何より大切です。

使い始めはお口の中に異物があるような違和感を覚えることもありますが、多くの場合、続けるうちに自然と慣れていきます。当院では、快適に長くお使いいただけるよう、正しい装着方法やお手入れの仕方も丁寧にご説明しています。装着中に痛みや強い違和感がある場合は、無理に使わずご相談ください。また、歯ぎしりの力が強い方は、使ううちにナイトガードがすり減ったり破れたりすることがあります。再製作も承っておりますので、状態が気になるときはお気軽にお声がけください。

ナイトガードのカウンセリングをする歯科医師

咬筋ボツリヌス治療(自由診療)

歯ぎしりや食いしばりの癖が強い方、顎の筋肉の力が強い方には、「咬筋ボツリヌス治療」をご提案することもあります。美容医療の分野でも広く使われているボツリヌス菌製剤を応用した治療で、過度に発達した顎の筋肉(咬筋)の働きをやわらげることで、歯や顎関節にかかる負担を軽くする効果が期待できます。

咬筋ボツリヌス治療は自由診療となりますが、セラミックの詰め物・被せ物を入れた方、精密根管治療やインプラント治療を受けた方など、治療した歯をできるだけ長く守りたいという方に向いた選択肢です。ナイトガードとあわせて検討されることもありますので、気になる方はお気軽にご相談ください。

咬筋ボツリヌス治療のポイント

  • エラ部分への注射で咬筋をやわらげ、歯や顎の負担を軽減します。
  • 麻酔を使わない場合の処置時間は15分程度で、ダウンタイムもほとんどありません。
  • 効果の目安は3〜4ヶ月程度で、注射によって歯ぎしりの習慣が落ち着く事もあります。
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マウスピース(ナイトガード) | 公開日: 2026/07/14 | 更新日: 2026/07/14 | by アップル歯科六本松

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