子供の口呼吸は何科に相談?ぽかん口・口唇閉鎖不全の原因と対応

テレビを見ているとき、寝ているとき、お子様の口がぽかんと開いていませんか。この「ぽかん口」は、歯科では口唇閉鎖不全(こうしんへいさふぜん)と呼ばれる状態です。

気にはなっているものの、すぐにでも受診した方がよいのか、様子を見てよいのか、判断がつきにくいという方もおられるのではないでしょうか。当院にも、保護者の方から次のようなご質問がよく寄せられます。

成長すれば自然に閉じるのでは?」「そもそも歯医者と耳鼻科、どっちに行けばいいの?」「市販の口を閉じるテープを使っていいの?」と、いろんな悩みがあるようです。

この記事では、子供の口呼吸とぽかん口について、原因の見分け方、歯科と耳鼻咽喉科の使い分け、そして歯科でできることを、国内外の調査データをもとに整理して解説します。

監修:中田 稜なかた りょう先生 アップル歯科八尾 院長

この記事の結論

  • 子供のぽかん口は口唇閉鎖不全と呼ばれ、日本の3〜12歳を対象とした調査では約3割に見られたと報告されています
  • 年齢が上がるほど割合が高くなる傾向が報告されており、「待っていれば閉じる」とは言い切れません
  • 原因は大きく①鼻の問題 ②お口の周りの筋肉や癖 ③歯並び・骨格の3つに分けて考えます
  • いつも鼻がつまっている、いびきをかく、といったサインがあるときは先に耳鼻咽喉科のご相談をお勧めします
  • お口の機能を育てる治療(口腔機能発達不全症の管理・訓練)は保険診療で始められます。矯正装置による歯並びの治療は保険の対象外です
  • 日本小児歯科学会は「機能を育てる治療=矯正治療ではない」として、まず機能へのアプローチからと示しています
  • 市販の口を閉じるテープは、鼻がつまっている状態では適していません。原因の見極めが先です

子供の口呼吸・ぽかん口とは?「口唇閉鎖不全」という状態

ぽかん口は3〜12歳の約3割に見られる

安静にしているときに上下の唇が自然に閉じず、口が開いたままになる状態を、歯科では口唇閉鎖不全といいます。いわゆる「ぽかん口」「口ぽかん」のことです。

これは決してめずらしいことではありません。日本全国66の小児歯科診療所で3〜12歳の3,399名を対象に行われた調査では、全体の30.7%に口唇閉鎖不全が見られたと報告されています。

つまり、およそ3人に1人。「うちの子だけ?」と心配される保護者の方が多いのですが、同じ状態のお子様は少なくありませんのでまずは深く心配なさらないでください。

※この調査は保護者への質問紙によるもので、専門家が全員を直接診査したものではありません。また一時点での調査のため、原因と結果の関係を示すものではありません。

ぽかん口子供

日本全国66施設で3〜12歳の小児3,399名を対象に調査した結果、口唇閉鎖不全の割合は全体で30.7%であり、年齢が上がるにつれて有意に増加した(p<0.001)。地域差は認められなかった。(※引用元要約)

年齢とともに自然に閉じるとは言い切れない

ぽかん口は「小さいうちだけで、大きくなれば閉じるようになる」と考える方も多いようですが、同じ調査では年齢が上がるほど口唇閉鎖不全の割合が高くなる傾向が示されています。

3歳では19.0%だったものが、12歳では39.7%と報告されています。もちろん個人差があり、成長とともに閉じるようになるお子様もいます。ただ「様子を見ていれば必ず閉じる」とは言えないということは、知っておいた方が良いかもしれません。

気になったときに一度確認しておく、というくらいの気持ちで構いません。

年齢別|口唇閉鎖不全が見られた子どもの割合

3歳
19.0%
19.0%
4歳
22.6%
22.6%
5歳
28.3%
28.3%
6歳
27.5%
27.5%
7歳
27.5%
27.5%
8歳
33.6%
33.6%
9歳
36.6%
36.6%
10歳
37.3%
37.3%
11歳
36.6%
36.6%
12歳
39.7%
39.7%

※横棒の長さは、その年齢の子ども全体に対する割合を表しています。5〜7歳ではほぼ横ばい、10〜11歳ではわずかに下がっており、一直線に増えていくわけではありません。ただし全体としては、年齢が上がるにつれて統計的に有意に増加したと報告されています。

年齢別の口唇閉鎖不全の割合は、3歳19.0%、4歳22.6%、5歳28.3%、6歳27.5%、7歳27.5%、8歳33.6%、9歳36.6%、10歳37.3%、11歳36.6%、12歳39.7%であり、年齢の上昇に伴う増加は統計的に有意であった(p<0.001)。(※引用元要約/上記グラフの数値はこの調査に基づく)

子供の口呼吸が続くと、お口に何が起きるのか

歯並び・咬み合わせへの影響

唇が閉じていない状態が続くと、唇から歯に伝わる力のバランスが変わります。また舌の位置が下がりやすくなり、下の前歯を押す力がかかりやすくなると言われています。

大阪大学の研究グループが3〜6歳の503名を対象に行った調査では、口唇閉鎖不全があるお子様は、不正咬合(歯並びや咬み合わせの乱れ)が見られる割合が約1.8倍だったと報告されています(オッズ比1.838、95%信頼区間1.189〜2.841)。

ただしこれは一時点での調査です。「ぽかん口だから必ず歯並びが乱れる」という意味ではなく、「関連が見られた」という段落までの結果です。歯並びには遺伝や骨格など他の要素も関わるため、一概に唇が閉じていないことが原因で、不正咬合になるとは言えません。

※単一の幼稚園を対象とした調査であり、骨格のパターンは考慮されていません。

歯の模型で歯並びについて説明する歯科医師

3〜6歳の小児503名を対象とした横断研究において、口唇閉鎖不全は不正咬合と関連が認められた(オッズ比1.838、95%信頼区間1.189〜2.841、P<0.01)。(※引用元要約)

歯ぐきの炎症・口臭・むし歯との関係

お口で呼吸をすると、空気が通り続けることで口の中が乾きやすくなります。だ液には汚れを洗い流したり、細菌の働きを抑えたりする役割があるため、乾いた状態が続くとその力が働きにくくなります。

2026年に報告された系統的レビュー(複数の研究をまとめて検討したもの/横断研究11件)では、口呼吸のあるお子様で歯ぐきからの出血、歯垢(プラーク)の付着、歯ぐきの変化が増える傾向が確認されています。

一方でむし歯との関連については「限定的なエビデンス」とされており、はっきり結論が出ているわけではありませんが、「口呼吸だからむし歯になる」と言い切れる段階ではない、というのが現時点での正確な理解です。ただし、リスクがないとは言えません。

お口の乾きは、口臭が気になる原因の一つとしても挙げられます。朝起きたときのにおいが気になる、というご相談は少なくありません。

歯科衛生士による子どもの歯みがき指導

横断研究11件を対象とした系統的レビューにおいて、口呼吸のある小児・思春期では歯肉からの出血、プラークの蓄積、歯肉の変化の増加が認められた。齲蝕については、初期病変および進行した病変に限って関連が示されるという限定的なエビデンスであった。(※引用元要約)

子供の口呼吸の原因は3つに切り分けて考える

①鼻の問題(鼻づまり・アレルギー性鼻炎・アデノイド)

まず確認したいのが、鼻で呼吸できているかです。鼻がつまっていれば、お口で呼吸するしかありません。この場合、いくらお口を閉じる練習をしても根本的な解決になりません。

お子様の鼻がつまる原因としては、アレルギー性鼻炎、慢性的な鼻炎、のどの奥にあるリンパ組織(アデノイド)や扁桃が大きいことなどが挙げられます。

「子供の口呼吸は鼻づまりから」と検索される方が多いのは、実際にこのケースが少なくないからです。鼻に原因がある場合は、歯科より先に耳鼻咽喉科でのご相談が適切です。

口を開けて寝る子供

②口を閉じる力の弱さ・舌の位置・癖

鼻で呼吸できるのに、お口が開いてしまうことがあります。この場合は口唇閉鎖力——唇を閉じ続ける力が弱いこと、舌の位置が下がっていること、指しゃぶりや爪を噛む癖などが関わっていると考えられます。

唇を閉じるには、口の周りの筋肉を使い続ける必要があります。この力が弱いと、少し気をゆるめたときにお口が開いてしまいます。「気をつけて」と声をかけても長く続かないのは、意識の問題ではなく力が続かないからというケースもあるのです。

このタイプは、歯科でお口の機能を確認し、トレーニングで育てていく対象になります。

指しゃぶり子供

③歯並び・骨格の問題

前歯が出ていて唇が閉じにくい、上下の前歯が咬み合わずに開いている(開咬)といった場合、歯並びや顎の形そのものが唇を閉じにくくしていることがあります。

この場合はお口の機能と歯並びの両方が関わっているため、機能を育てるアプローチと並行して、歯並びの状態も確認していきます。

ここで大切なのは、3つの原因はどれか1つとは限らないということです。鼻がつまっていて、その結果お口の周りの筋肉が育ちにくく、歯並びにも影響が出ている——といった重なり方をすることもあります。だからこそ、順番に切り分けていく必要があります。

ご家庭でできる原因の見分け方

  • お口を閉じたまま、鼻だけで30秒ほど静かに呼吸できるか
  • 寝ているときにいびきをかいていないか、息が止まる様子がないか
  • くしゃみ・鼻水・鼻をこする仕草が季節を問わず続いていないか
  • 「閉じてね」と伝えると閉じられるが、すぐに開いてしまうか
  • 前歯が出ている、上下の前歯が咬み合っていないなど、見た目の変化があるか

※この確認はあくまで目安です。ご家庭での判断だけで原因を決めず、検査のうえでご相談ください。

口腔内スキャナーで歯並びを確認する様子

子供の口呼吸は何科に相談する?歯科と耳鼻咽喉科の使い分け

先に耳鼻咽喉科をお勧めするサイン

「子供の口呼吸は何科?」と悩まれる方も多いと思います。何科にかかるかは原因によって変わります。以下の表を参考に、何科にかかるべきか、ご検討の材料にしてください。

こんなサインがあるとき まずご相談いただきたい先
いつも鼻がつまっている 耳鼻咽喉科。鼻で呼吸できる状態を整えることが先になります。
いびき・睡眠中に息が止まる様子 耳鼻咽喉科・小児科。睡眠中の呼吸に関わるため、先に確認が必要です。
鼻水・くしゃみが年間を通して続く 耳鼻咽喉科。アレルギーの関与を確認します。
鼻は通るのに口が開く 歯科。お口の機能や癖、歯並びを確認します。
前歯が出ている・前歯が咬み合わない 歯科。歯並びとお口の機能の両面から確認します。

※判断に迷う場合は、どちらから相談されても構いません。歯科で拝見して鼻の関与が疑われる場合は、耳鼻咽喉科へご紹介することも可能です。

カウンセリングルームで相談する保護者と歯科医師

歯科が行うお口の機能を育てる取り組み

鼻の通りに問題がないのに、それでもお口が開いている場合は、歯科でお口の機能を確認し、必要なら育てる練習に進むところから始められます。

ご相談の時期について、はっきりした「この年齢から」という決まりはありません。ただ、お口の機能を育てる取り組みは言葉での説明を理解して自分で練習に取り組める年齢から進めやすくなります。おおむね就学前後が目安ですが、これは必要に応じて小児矯正による介入を検討できるタイミングでもあります。

また、乳幼児健診や学校歯科健診で「口唇閉鎖不全」「お口が開いている」と指摘されて受診されるお子様もいらっしゃいます。指摘を受けた場合は、その内容をお持ちいただくと確認がスムーズです。

アップル歯科八尾では小児歯科でお子様のお口の状態を確認しています。歯並びのご相談については、初診から無料相談を行っています。

小児歯科で診療を受ける子ども

子供の口呼吸の治し方|まずお口の機能を育てることから

子供の口呼吸、歯科では保険で受診できる?

歯科の検査で見るのは、お口が閉じられない理由がどこにあるかです。唇を閉じる力、舌の位置や動き、鼻で息ができているか、食べるとき・話すときの様子、歯並びや咬み合わせ——これらを合わせて確認します。原因が一つに決まらないことも多いため、どこから手をつけるかを整理していきます。

そして、あまり知られていない大切なポイントが費用です。お子様のお口の機能が十分に育っていない状態は口腔機能発達不全症として扱われ、その管理や機能を育てるトレーニング、むし歯の治療、舌の下のひも(舌小帯)の手術などは健康保険の対象です。

一方で、矯正装置を使って歯並びを治す治療は、保険の対象には含まれません。ここは分けて考える必要があります。

「ぽかん口を治したい」というご相談に対して、最初から高額な治療のお話になるとは限りません。まずは保険の範囲でお口の機能を確認し、育てていくところから始められるということを知っておいていただきたいです。

受付で費用について説明を受ける保護者

口腔機能発達不全症の治療は、食べる・話すなどの機能の向上を目的とするもので、歯並びの改善を目的としたものではありません。機能向上のトレーニング、むし歯の治療、舌小帯の手術は健康保険の対象ですが、矯正装置による歯並びの治療は含まれません。(※引用元要約)

口を閉じる力を育てるトレーニング(MFT)

お口の周りの筋肉の使い方を整えていく方法を口腔筋機能療法(MFT)といいます。唇を閉じる力、舌を正しい位置に置く習慣を、練習を通して育てていく取り組みです。

唇を閉じてボタンを引っぱる「ボタンプル」のように、道具を使った簡単な練習もあります。回数や進め方はお子様の状態によって変わるため、歯科で確認しながら進めます。

効果について、20名(平均7歳7ヶ月)を対象にトレーニングの前後を比べた国内の報告では、口唇閉鎖不全のあるお子様が55%から35%に減少したとされています。

ただしこの報告は20名という小さな規模で、比較のための対照群を置いていない前後比較です。「必ずこれだけ改善する」と言えるものではありません。同じ報告の中でも、練習を続けても機能の改善が十分でなかったケースがあることに触れられています。

効果には個人差があり、続けられるかどうかも大きく関わります。ご家庭の協力が必要になる取り組みです。

ボタンプルのイメージ

MFTを実施した小児20名(男児15名・女児5名、平均年齢7歳7ヶ月)を対象に訓練前後を比較した結果、口唇閉鎖不全のある児は55%から35%、嚥下時の舌突出のある児は100%から50%、構音時の舌突出のある児は95%から60%に減少した。(※引用元要約)

子供の口呼吸、ご家庭でできること

子供の口呼吸について、ご家庭では次のような働きかけが役に立ちます。

ご家庭で取り組めること

  • 食事のとき、お口を閉じてよく噛むよう声をかける
  • 指しゃぶりや爪を噛む癖があれば、叱らずに少しずつ回数を減らしていく
  • 鼻がつまっているときは、まず鼻の状態を整えることを優先する
  • 歯科で教わった練習を、短時間でも毎日続ける

よくお伺いするのが、市販の「口を閉じるテープ」についてです。

結論から申し上げると、鼻がつまっている状態で口をふさぐ使い方は適していません。鼻で呼吸できないお子様の口をふさげば、呼吸そのものを妨げてしまいます。順番として、まず鼻で呼吸できる状態かどうかの確認が先です。

また、テープを貼っている間だけ口が閉じていても、唇を閉じる力そのものが育つとは限りません。お子様への使用を検討される場合は、自己判断で始めず、事前にご相談いただくことを推奨します。とくに就寝中の使用は注意が必要です。

家庭でのケアについて説明を受ける保護者

矯正装置の検討は、機能の変化を見てから

「ぽかん口は矯正で治りますか」というご質問もいただきます。歯並びや骨格が唇の閉じにくさに関わっている場合、歯並びの治療が選択肢になることはあります。

ただし日本小児歯科学会は、お口の機能を育てる治療と矯正治療は別のものであると明確に示しています。そして「食べ方や話し方が気になるときには、まずは機能へのアプローチをお勧めします。矯正治療の検討は、治療の効果をみてから行っても遅くはありません」としています。

当院もこの考え方に沿ってご説明しています。ぽかん口のご相談に対して、はじめから矯正装置をお勧めすることはありません。まず原因を確認し、機能を育てる取り組みから始めて、その変化を見たうえで小児矯正という選択肢を一緒に検討します。

参照:日本小児歯科学会「口腔機能発達不全の治療に関する重要なお知らせ〜口腔機能を育てる治療と矯正治療との関係について〜」

小児矯正で使うマウスピース型の装置

子供の口呼吸・ぽかん口は、原因を見極めることから

この記事の要点

  • ぽかん口は口唇閉鎖不全と呼ばれ、3〜12歳の調査では約3割に見られたと報告されている
  • 年齢が上がるほど割合が高くなる傾向があり、待っていれば必ず閉じるとは言えない
  • 原因は①鼻 ②お口の周りの筋肉や癖 ③歯並び・骨格の3つ。重なることもある
  • 鼻づまり・いびきがあるときは先に耳鼻咽喉科。鼻は通るのに開くなら歯科
  • 歯並びとの関連は報告されているが、「必ず歯並びが乱れる」わけではない
  • むし歯との関連は限定的で、歯ぐきの炎症やプラークの付着との関連のほうが示されている
  • お口の機能を育てる治療は保険診療で始められる。矯正装置による治療は保険の対象外
  • 学会の考え方に沿い、まず機能へのアプローチ、矯正の検討はその後
  • 市販の口を閉じるテープは、鼻がつまっている状態では適さない。相談のうえで判断する

お子様のぽかん口は、めずらしいことではありません。ただ「よくあること」で終わらせず、どこに原因があるのかを一度確認しておくことには意味があります。原因がわかれば、いま必要なことと、まだ急がなくてよいことが分かれます。

アップル歯科八尾では、お子様のお口の状態の確認から、機能を育てる取り組みのご相談まで対応しています。健診で指摘された、家で気になっている、という段階でも構いません。予防歯科・定期検診のご来院にあわせてご相談いただくこともできます。

笑顔の子どもと歯科スタッフ

八尾市でお子様の口呼吸・ぽかん口のご相談ならアップル歯科八尾へ

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子供の口呼吸・ぽかん口のよくある質問

Q. 子供の口呼吸は治りますか?
A. 治療や訓練で治る場合はあります。鼻づまりが原因であれば、鼻の状態が整うことでお口が閉じやすくなることがあります。お口の周りの筋肉が関わっている場合は、トレーニングによって改善が見られたという報告があります。ただし効果には個人差があり、必ず治るとお約束できるものではありません。
Q. 子供の口呼吸は何科に相談すればいいですか?
A. いつも鼻がつまっている、いびきをかく、鼻水やくしゃみが年間を通して続く、といったサインがあるときは、先に耳鼻咽喉科でのご相談をお勧めします。鼻は通るのにお口が開いてしまう場合、また前歯が出ている・前歯が咬み合わないといった場合は歯科でご相談ください。迷われる場合はどちらからでも構いません。
Q. 口を閉じるテープを子供に使ってもいいですか?
A. 鼻がつまっている状態でお口をふさぐ使い方は適していません。呼吸そのものを妨げてしまうためです。またテープを貼っている間だけお口が閉じていても、唇を閉じる力が育つとは限りません。お子様への使用を検討される場合は自己判断で始めず、とくに就寝中の使用については医師に相談してから行いましょう。
Q. お口が閉じないのは何かの病気なのでしょうか?
A. 病気とは限りませんが、それが原因で病気を引き起こしたり、不正咬合という悪い歯並びになる可能性もあります。安静時に唇が閉じない状態は「口唇閉鎖不全」と呼ばれ、3〜12歳を対象とした国内の調査では約3割に見られたと報告されており、まれな状態ではありません。
Q. お口の機能を育てる治療に保険は使えますか?
A. 口腔機能発達不全症に対する管理や機能向上のトレーニング、むし歯の治療、舌小帯の手術は健康保険の対象です。一方で、矯正装置を使って歯並びを治す治療は保険の対象に含まれません。費用は検査の内容によって変わりますので、料金表をご確認いただくか、ご相談時にお尋ねください。
Q. 何歳から相談できますか?
A. 「この年齢から」という決まりはありません。お口の機能を育てる取り組みは、説明を理解して自分で練習に取り組める年齢から進めやすくなり、おおむね就学前後からご相談いただくケースが多いですが、これは目安です。乳幼児健診や学校歯科健診で指摘された段階でのご相談も歓迎しています。

お子様のお口のことは、気になった段階でご相談ください

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この記事の編集・責任者は歯科医師の中田稜です。

歯科医師 中田 稜

略歴
2022年 大阪大学 歯学部 卒業
2022年 医療法人社団アップル歯科クリニック入社
2022年 明石アップル歯科 勤務
2023年 三宮アップル歯科 勤務
2025年 三宮アップル歯科 副院長就任
2026年 アップル歯科八尾 院長就任
セミナー
モリタプラクティスコース
DXGCハンズオンセミナー
i6
LSGP神戸
iクリニカルエンド
アップル歯科八尾の院長

【1期・2期】小児矯正はどっちを選ぶ?メリット・デメリットを解説

「子どもの矯正は、乳歯のうちに始める1期治療と、永久歯が生えてからの2期治療がある」——そう聞いても、結局うちの子はどちらを選べばいいの?と迷ってしまうものです。

近年は「最終的な歯並びが変わらないなら、1期はやらず永久歯から一気に治せばいい」という考え方も広がっています。一方で、1期に取り組む意味が大きいケースもあります。

この記事では、2段階(1期+2期)で進める道と、永久歯から1段階(2期のみ)で進める道を、研究データをもとに正直に比べます。それぞれのメリット・リスクを並べたうえで、ご家庭が納得して選べるように整理します。

監修:中田 稜なかた りょう先生 アップル歯科八尾 院長

この記事の結論

小児矯正は必ずしも「早く始めれば得」というものではなく、歯並びのタイプによってタイミングは異なります。出っ歯は1期治療から始めても最終結果が変わらないという報告があり、永久歯からの1段階でも十分な場合があります。一方、受け口(骨格性)は早期治療で手術を避けられる可能性が報告されています。まずは無料相談でタイプを見極めるのがおすすめです。

1期・2期とは?子どもの矯正の2つの道

1期(土台づくり) と2期(歯を並べる)の役割

子どもの矯正は、大きく2つの段階に分かれます。役割が違うので、まずこの違いを押さえておきましょう。

1期治療は、乳歯と永久歯が混在する時期に、顎の成長を利用して歯が並ぶ土台(スペース)を整える段階です。取り外し式の装置などを使うことがあります。

2期治療は、永久歯が生えそろってから、装置で一本ずつの歯を並べる本格的な矯正です。大人の矯正とほぼ同じ内容になります。

子供の歯並び

“2段階”と“永久歯から1段階”という選択肢

この2段階があることから、進め方には大きく2つの道があります。

ひとつは2段階(1期+2期)。早めに土台を整えてから、永久歯で仕上げる進め方です。もうひとつは1段階(永久歯から2期のみ)。1期を行わず、永久歯が生えそろってから一度で治す進め方です。

「必ず2段階」でも「1期は不要」でもなく、お子さまの歯並びのタイプによって、どちらが向いているかは変わります。次章から、それぞれの根拠を見ていきます。

歯科医師の説明を聞く親子

1期・2期で使う装置と期間の目安

それぞれの段階で使う装置と、治療期間の一般的な目安を整理します。装置はお子さまの歯並びのタイプによって選び分けます。

主に使う装置 対象年齢の目安 期間の目安
1期 床矯正(拡大床)、急速拡大装置、歯列矯正用咬合誘導装置、マウスピース型の装置(ムーシールド、プレオルソ、マイオブレース、インビザライン・ファーストなど) おおよそ3〜12歳
(装置により幅あり)
おおよそ2〜4年程度
(通院36〜48回程度)
2期 ワイヤー矯正装置、マウスピース型矯正装置 永久歯が生えそろった後 おおよそ2〜3年程度

※期間・年齢はあくまで一般的な目安です。歯並びのタイプ・お口の状態・成長の進み方によって個人差が大きく、これより短くも長くもなります。正確な見通しは検査のうえでご説明します。

装置ごとの詳しい特徴は小児矯正のご案内、マウスピース型を含む矯正全般は矯正歯科のご案内もご覧ください。

小児矯正で使う装置の例

乳歯が残っている年齢では、旺盛な成長を利用して骨格的な不正の解消をはかる1期治療が行われ、永久歯列では装置を用いて個々の歯を再配列する2期治療が行われます。(※引用元要約)

「1期はいらない」という見解は本当?

「最終結果は変わらない」という報告も

実は歯科医師の中には「1期矯正はやらない方がいい」という意見もあります。

この「1期はやらなくていいのでは」という見解には、研究の裏づけがあります。

例えば出っ歯(上顎前突)については、1期から始める2段階治療と、永久歯からの2期のみの1段階治療を比べても、最終的な咬み合わせの結果に差は認められなかったと報告されています。永久歯が生えてからそのまま2期に進むお子さまが多いのも、この背景があります。

つまり出っ歯のようなタイプでは、「永久歯からの1段階でも十分」という判断に至る場合もあるということです。ただし、本当に1期が必要か必要でないかは、個人差や出っ歯になった原因などによって異なります。「出っ歯だから1期矯正は意味がない」と決めつけず、まずは歯科医師と相談して検討することをオススメします。

研究データを見ながら説明する歯科医師

上顎前突の子どもでは、早期からの2段階治療と、思春期に行う1段階治療とで、最終的な歯並び・咬み合わせに差は示されなかった。2段階治療の利点は前歯の外傷リスクの減少のみで、それ以外の利点は認められなかった。(※引用元要約)

2段階は期間・費用・通院の負担が増える

もうひとつ、正直にお伝えしたい点があります。2段階治療は、1期と2期の両方を行うぶん、総治療期間が長くなり、通院や費用の負担も増えやすいことです。

最終結果が変わらないようであれば、「早く始めたが、トータルの負担は大きかった」という結果になりかねません。ここが「1期はいらない」という見解の根拠でもあります。

だからこそ、1期を行うなら「お子さまにとって本当に1期矯正の意味があるのか」を見極めることが大切になります。

治療期間と費用の負担のイメージ

1期に意味があるケース

受け口は原因のタイプで対応が変わる

例えば受け口は、原因によって早期治療でどこまで期待できるかが変わります。大きく2つに分けて考えます。

咬み合わせが原因のタイプ(機能性)は、前歯の引っかかりで下あごが前にずれているだけで、骨格はほぼ正常です。この場合、早い時期に咬み合わせの干渉を取り除くと、受け口そのものが改善することがあります。放置すると、ずれたまま骨が成長して次のタイプに移行することがあるため、早めの相談に意味があります。

骨格が原因のタイプ(骨格性)は、上あごの成長不足や下あごの過成長そのものが原因で、遺伝的な要素も関わります。上あごの成長を促す装置で大人になってからの外科矯正(顎の骨の手術)を避けられる可能性が報告されています。ただし下あごは思春期以降も成長するため後戻りすることがあり、骨格のずれが大きい場合は手術が必要になることもあります。

参照:Diagnosis and Treatment of Pseudo-Class III Malocclusion(2014)e-ヘルスネット(厚生労働省)「反対咬合」

受け口(反対咬合)の咬み合わせのイメージ

骨格性反対咬合の子どもに上顎前方牽引装置による早期治療を行った群では、外科矯正が必要と判断された割合が36%で、未治療群の66%より低かった(6年追跡)。(※引用元要約)

外傷予防・クセ・抜歯回避はどこまで期待できる?

受け口以外にも、1期に取り組む意味があるとされる場面があります。ただし「期待できる度合い」は分けて考える必要があります。

1期の意味と、その確からしさ

  • 前歯の外傷予防:出ている前歯を早めに抑えると、ぶつけてケガをするリスクを減らせる(研究で示されている)
  • クセへの対応:指しゃぶり・口呼吸など、歯並びに関わる習慣に早く向き合える
  • 抜歯を避けられる可能性:スペースを確保できれば避けられることもあるが、エビデンスは限定的で確実ではない
  • 心理面:見た目の悩みに早い段階で対応できる

参照:Early vs late orthodontic treatment of tooth crowding by first premolar extraction(系統的レビュー, 2014)

子どもの歯並びとクセ

2期治療(本格矯正)で知っておきたいこと

2期の内容とリスク(歯根吸収・むし歯・後戻り)

1期矯正を行なっても、2期矯正を行う可能性は少なからずあります。内容は大人の矯正と共通する部分が多く、詳しくは矯正歯科のご案内もご覧ください。装置で歯を動かす治療には、知っておきたいリスクがあります。

2期治療で知っておきたい点

  • 歯を無理な位置まで動かすと、歯肉退縮・歯根吸収・歯槽骨吸収が起こることがある
  • 装置まわりは汚れがたまりやすく、むし歯や歯の脱灰(白い斑点)に注意が必要
  • 装着当初は痛みや違和感が出ることがある
  • 治療後は後戻りを防ぐため、保定装置(リテーナー)の使用が必要

参照:公益社団法人 日本矯正歯科学会「矯正歯科治療について」

「永久歯が生えそろう中学生ごろに始めれば、2期は早く終わる?」と聞かれることがあります。若い時期のほうが歯は動きやすい傾向はありますが、装置による治療の総期間は成人と思春期で大きな差はなかったという研究報告もあります。期間は年齢だけでなく、歯並びのタイプやお口の状態に左右されます。

参照:Duration of orthodontic treatment with fixed appliances in adolescents and adults(系統的レビュー・メタ分析, 2020)

矯正装置とお手入れのイメージ

費用は自由診療、2段階と1段階で構造が違う

子どもの矯正も大人の矯正も、一部の例外を除き自由診療となるのが基本です。費用の考え方も、選ぶ道によって変わります。

2段階の場合は1期と2期で費用が分かれ、トータルでは大きくなることがあります。1段階(永久歯から)の場合は2期の費用が中心になります。

当院の場合は、1期と2期の矯正が必要な場合、1段階(永久歯から)の矯正費用から1期矯正の費用を引いた差額で行うことで、費用に差がでないようにしています。

ただし、顎変形症や国が定める先天的な疾患などにあてはまる場合は、特定の医療機関を受診することで保険が適用されることもあります。通常、保険での治療が可能な場合、一般的な歯科や保険適用外の矯正歯科は、大学病院や専門歯科にご紹介という流れになることが多いです。

費用の説明を受ける保護者

まとめ|「タイプ」と「価値観」で選ぶ

迷ったらまず無料相談で見極めを

2段階と1段階、どちらが良いかは「どちらが優れているか」ではなく、お子さまのタイプとご家庭の考え方で決まります。出っ歯でも、1期矯正を行なった方がいい場合もあれば、受け口でも1期矯正をしない方がいい場合もあります。

どちらが向いているかは、親御さんが判断するのは難しいです。歯科医師としっかり相談して、メリットやデメリット、トータルの期間や費用なども含めて検討してください。

アップル歯科八尾では、お子さまの歯並びの無料相談を受け付けています。1期・2期のメリットとリスクをご説明したうえで、進め方をご家庭に選んでいただけます。相談だけでも問題ありません。

相談を終えて笑顔の親子

お子さまの歯並びが気になったら、まずは八尾の無料相談へ。相談だけでも問題ありません。

小児矯正の無料相談について

小児矯正のよくある質問

Q. 小児矯正(1期治療)は何歳から始めるのがいいですか?
A. 乳歯と永久歯が混じる混合歯列期(おおよそ5〜12歳頃)が一つの目安です。前歯と6歳臼歯が生えかわった頃から検討しますが、適した時期には個人差があります。年齢だけで判断せず、一度ご相談ください。
Q. 1期治療をしないと、あとで困りますか?
A. タイプによります。出っ歯などは1期をしてもしなくても最終結果が変わらないという報告があり、永久歯からの1段階で十分な場合があります。一方、受け口など早い時期に意味があるタイプもあります。
Q. 子供の矯正に保険はききますか?
A. 一部の例外を除き、自由診療となるのが基本です。顎変形症や国が定める先天的な疾患などにあてはまる場合は、保険が適用されることもあります。あてはまるかは検査のうえで判断します。
Q. 中学生から始めると2期治療は早く終わりますか?
A. 若い時期のほうが歯は動きやすい傾向はありますが、治療の総期間は成人と思春期で大きな差はなかったという研究報告もあります。期間は年齢だけでなく、歯並びのタイプやお口の状態に左右されます。
Q. 矯正の相談は無料ですか?
A. アップル歯科八尾では、お子さまの歯並びの無料相談を受け付けています。相談したうえで、矯正をするかどうかをゆっくり考えていただけます。相談だけでも問題ありません。

小児矯正の1期・2期どちらが向いているか、まずはお気軽に無料相談ください。

ご相談・ご予約はこちら

この記事の編集・責任者は歯科医師の中田稜です。

歯科医師 中田 稜

略歴
2022年 大阪大学 歯学部 卒業
2022年 医療法人社団アップル歯科クリニック入社
2022年 明石アップル歯科 勤務
2023年 三宮アップル歯科 勤務
2025年 三宮アップル歯科 副院長就任
2026年 アップル歯科八尾 院長就任
セミナー
モリタプラクティスコース
DXGCハンズオンセミナー
i6
LSGP神戸
iクリニカルエンド
アップル歯科八尾の院長

小児矯正(お子さまの歯並び治療)

あごの成長を正しく導き、歯がきれいに並ぶ土台をつくる小児矯正(子どもの矯正)

子どもの歯並び治療

拡大装置

お子様に多い一般的な矯正

歯列育形成

あごを広げる装置や、歯を動かす装置を使います。あごの成長を正しく促し、歯が正しい場所に並ぶように手伝う矯正です。

歯列矯正用咬合誘導装置

あとから出る歯並びの乱れを防ぐ

トレーニング矯正

マウスピース療法や口腔筋トレーニングを行います。指しゃぶりや舌のクセなど、後天的に歯並びを乱す原因を取り除き、あごの正しい成長を助けます。

インビザライン・ファースト

あごの成長を促し歯を動かす

マウスピース矯正

目立たない透明なマウスピース型の装置を使います。あごの成長を促しながら、歯を正しい場所に並べる新しい小児矯正の装置です。

アップル歯科八尾の小児矯正

矯正装置 お子様の今の歯並びや咬み合わせ、性格に合わせて、一人ひとりに合った治療をご提案します。
標準治療費 40万〜60万円(税込44万〜66万円)
期間 2〜4年マウスピース矯正は18ヶ月
回数 36〜48回マウスピース矯正は10〜15回
矯正の診療風景

小児矯正矯正の費用

自由診療:標準治療費全歯40万〜60万円(税込44万〜66万円)

スタンダードプラン

主に拡大床(あごを広げる装置)を使用し、顎の幅を広げながら歯列の改善を行います。

スタンダードプランの矯正装置

床矯正

  • 400,000円
  • 税込440,000円
  • 調整料1回5,000円(税込5,500円)
  • 調整日は1〜2ヶ月に1回

アドバンスプラン

子供用マウスピース矯正を使用し、透明で目立ちにくい装置で歯を移動させていきます。

アドバンスプランの矯正装置

インビザライン・ファースト

  • 500,000円
  • 税込550,000円
  • トータルフィー(調整料込み)
  • 調整日は1〜3ヶ月に1回

プレミアムプラン

マウスピース矯正に加えて、その他の拡大装置や顎外固定装置を症例に応じて組み合わせ

プレミアムプランの矯正装置

インビザライン・ファースト、床矯正他

  • 600,000円
  • 税込660,000円
  • 調整料1回5,000円(税込5,500円)
  • 調整日は1〜3ヶ月に1回

なぜ小児矯正が必要なのか

小児矯正と大人の矯正は、同じ矯正でも中身が大きく違います。小児矯正は、あごの成長を促し、歯がきれいに並ぶ条件を整える矯正です。あごが育つ子どもの時期だからこそできます。

一方、成長が終わってからの大人の矯正は、あごが育ちません。そのため、すき間(スペース)を無理につくって歯を並べます。そのすき間をつくる方法の一つが抜歯(歯を抜くこと)です。

大人になってからの矯正は、抜歯をする割合がぐっと高くなります。歯は普通、上下それぞれ片あご14本ずつで咬み合わせを作りますが、抜歯矯正は12本ずつで咬み合わせを作ることになります。

もちろん12本ずつでもしっかりとした咬み合わせにすることは可能です。それでも、歯はできるだけ抜かない方が安心です。この抜歯をさけられる見込みを高めることが、小児矯正の大きな役割の一つです。

子どもの矯正装置

子どもの矯正装置

大人の矯正装置

大人の矯正装置

小児矯正で防げる悪い歯並び

叢生そうせい

叢生イラスト
  • ガタガタ・デコボコの歯並び。八重歯や乱ぐい歯など。
  • リスク虫歯・歯周病・咀嚼障害・口臭・審美障害

上顎前突じょうがくぜんとつ

上顎前突イラスト
  • 上の前歯が前に出ている状態。いわゆる出っ歯や口ゴボ。
  • リスク虫歯・歯周病・口呼吸・発音障害・咀嚼障害・外傷

下顎前突かがくぜんとつ

下顎前突イラスト
  • 下の歯が上の歯より前に出ている状態。受け口やあごのしゃくれ。
  • リスク咀嚼障害・発音障害・審美障害・顎関節症・将来的な歯の喪失

開咬かいこう

開咬イラスト
  • 奥歯で噛んでも前歯が閉じない状態。いつも口が半開きのポカン口になりがち。
  • リスク咀嚼障害・発音障害・口呼吸・審美障害・顎関節症・将来的な歯の喪失

過蓋咬合かがいこうごう

過蓋咬合イラスト
  • 上の前歯が下の前歯を深く覆う状態。下の前歯がほとんど見えません。
  • リスク歯の摩耗・歯肉退縮・顎関節症・咀嚼障害・審美障害・前歯外傷

空隙歯列くうげきしれつ

空隙歯列イラスト
  • 歯と歯のあいだにすき間がある状態。前歯のすき間やすきっ歯。
  • リスク食べ物が歯に挟まりやすい(虫歯・歯周病)・発音障害・審美障害

小児矯正のメリットとデメリット

小児矯正のメリット
  • あごの成長を後押しでき、骨のバランスが整いやすくなる
  • 将来、歯を抜かずにすむ見込みが高くなる
  • 歯並びの悩みを子どものうちからやわらげられる
  • 鼻で呼吸しやすくなり、風邪や開咬を防ぎやすくなる
  • 前歯の出っ張りをおさえ、転んだときのケガを防ぎやすい
小児矯正のデメリット
  • お子様本人や保護者の協力がないと、治療がうまく進まない
  • 矯正中はていねいに歯みがきをしないと虫歯になりやすい
  • 治療のとちゅうで、一時的に歯並びが悪く見えることがある
  • まれに歯の根の吸収や歯髄炎(しずいえん=歯の神経の炎症)などのリスクがある
  • 小児矯正をしても大人になってから再び矯正が必要になる場合がある

小児矯正を始める年齢

子どもの歯並びを整える時期は、乳歯と永久歯が混ざる「混合歯列期(こんごうしれつき)」に考えます。だいたい5歳から12歳ごろです。始める時期は、お子さまの成長や咬み合わせによって変わります。

目安は、前歯(上下それぞれ2本ずつ)と、奥歯の6番目(第一大臼歯=いちばん大きな奥歯)が永久歯に生えかわったころです。10歳を過ぎるとあごの成長が止まり始めることもあります。時期を見のがさないよう、定期検診を受けておくと安心です。

なお「反対咬合(受け口)」の場合は、もっと早く、乳歯のうちから治療を始めた方がよいこともあります。お子さまの咬み合わせが心配な方や、ご家族に受け口の方がいる場合は、早めにご相談ください。

混合歯列期のイラスト

まずは無料相談をご利用ください

アップル歯科八尾では、お子様の健康なお口を守るために、予防歯科をおすすめしています。

小児矯正は、考える時期も始める時期も見きわめがむずかしい治療です。そこで、なるべく早いうちから予防歯科で歯医者に慣れていただきます。そして矯正を考える時期に歯並びの問題があれば、治療をするかどうかを親御さんと一緒に相談します。もちろん「しない」という選択もできます。

今、歯医者に通っていなくて、お子様の歯並びが気になる方は早めにご相談ください。小学校の高学年になると、小児矯正では間に合わないこともあります。

矯正は無料相談も受け付けています。「一度相談だけ」でもかまいません。お子様の歯並びが気になったら、気軽にご相談にお越しください。

矯正相談

トレーニング矯正|顎の成長を誘導するマウスピース矯正

マウスピースで歯並びを整える土台をづくる

トレーニング矯正

トレーニング矯正とは

トレーニング矯正は、混合歯列期(乳歯と永久歯が入り混じった生え変わりの時期)に行う矯正です。マウスピースを使い、あごの筋肉の発達を助けます。舌を正しい位置へ導くはたらきもあります。これによって、クセや誤ったあごの成長で歯並びが乱れるのを防ぎ、歯がきれいに並ぶように整えます。

アップル歯科八尾では、お子様のお口まわりの筋肉の成長やあごの状態、舌癖(ぜつへき=舌で歯を押すクセ)や習癖(しゅうへき=無意識のクセ)に合わせて、小児矯正(歯列育形成)の一つとしてトレーニング矯正を取り入れることがあります。

装置はマウスピース型です。一日中つける必要はありません。1日に数時間だけ、または寝ている間につけるタイプがあります。

トレーニング矯正用マウスピースを装着した子供

トレーニング矯正の種類と費用

※インビザライン・ファーストを使用する場合、使用期間中の調整料は費用に含まれています

ムーシールド

ムーシールドのイラスト

反対咬合(下の歯が前に出る噛み合わせ)を整えるマウスピース型の装置

プレオルソ

プレオルソのイラスト

指しゃぶりや口呼吸をおさえ、舌のトレーニングで悪いクセを直すための装置

マイオブレース

マイオブレースのイラスト

口呼吸や舌の悪いクセをおさえ、あごが正しく育つのを助ける装置

標準治療費 小児矯正(プレミアムプラン)に含む※自由診療 両顎60万円(税込66万円)
※調整日(1〜2ヶ月に1回)ごとに、調整料として5,000円(税込5,500円)が別途かかります
※インビザライン・ファーストを使用する場合、試用期間中の調整料は費用に含まれています

習癖・舌癖をふせいでキレイな歯並びへ

歯並びを悪くするお子様のクセ

歯並びが悪くなる原因は、大きく2つに分けられます。一つは「先天的な原因(遺伝や骨格の問題)」です。もう一つは「後天的な原因(クセや習慣の問題)」です。

特に後者は、ご両親の歯並びが良くても起こります。幼いころのクセが原因で歯並びが乱れる、本来なら「防げたはず」の不正咬合です。

とはいえ、お子様が無意識にしてしまうクセを、親御さんが常に見張って直すのは現実的ではありません。

トレーニング矯正は、こうしたクセや習慣を直すための治療です。歯やあごが正しく育つのを助けることを目指します。

頬杖をする子供

お子様の歯並びを悪くする習癖・習慣

口呼吸

口呼吸の図

口が開いたままになり、開咬になりやすい

指しゃぶり

指しゃぶりの図

前歯が前に押し出され、開咬や出っ歯になりやすい

舌癖

舌癖の図

舌が歯を押し、前歯が傾きやすくなる

頬杖

頬杖の図

あごの骨が左右でゆがみやすくなる

ものを噛むクセ

ものを噛むクセの図

前歯に余分な力がかかり、開咬になりやすい

爪噛み

爪噛みの図

前歯がすり減り、歯並びが乱れやすくなる

トレーニング矯正が必要かどうか

お子様の不正咬合の中には、トレーニング矯正だけで良くなる場合もあります。

反対に、トレーニング矯正をしても歯並びが十分に整わなかったり、成長とともに再び乱れてしまう場合もあります。

そのため当院では、一部を除き、トレーニング矯正を小児矯正の一環として組み合わせます。どんな場合でも、最後までお子様の噛み合わせが良くなる治療を届けることを大切にしています。

歯並びが悪くなった原因はクセかもしれない」「年齢とともに歯並びが乱れてきた」と感じたら、お気軽にご相談ください。お子様にどんな矯正が向いているのか、一緒に考えていきましょう。

親子で歯科医師と矯正の相談をするイメージ

小児矯正矯正の費用

自由診療:標準治療費全歯40万〜60万円(税込44万〜66万円)

スタンダードプラン

主に拡大床(あごを広げる装置)を使用し、顎の幅を広げながら歯列の改善を行います。

スタンダードプランの矯正装置

床矯正

  • 400,000円
  • 税込440,000円
  • 調整料1回5,000円(税込5,500円)
  • 調整日は1〜2ヶ月に1回

アドバンスプラン

子供用マウスピース矯正を使用し、透明で目立ちにくい装置で歯を移動させていきます。

アドバンスプランの矯正装置

インビザライン・ファースト

  • 500,000円
  • 税込550,000円
  • トータルフィー(調整料込み)
  • 調整日は1〜3ヶ月に1回

プレミアムプラン

マウスピース矯正に加えて、その他の拡大装置や顎外固定装置を症例に応じて組み合わせ

プレミアムプランの矯正装置

インビザライン・ファースト、床矯正他

  • 600,000円
  • 税込660,000円
  • 調整料1回5,000円(税込5,500円)
  • 調整日は1〜3ヶ月に1回

インビザライン・ファースト|小児用マウスピース矯正

目立たず取り外せる装置で、お子様の歯並びを整えます

インビザライン・ファースト

インビザラインファーストを装着した女の子

ほとんど透明で取り外し可

目立たない

ほぼ透明なマウスピース型矯正装置です。周りに気づかれにくく取り外し可能。見た目が気になりやすい年頃でも、安心して矯正できます。

痛がるワイヤー矯正の女の子

弱い力でゆっくり矯正

痛みが少ない

歯を少しずつ動かすので、痛みが出にくい装置です。金属のワイヤーが切れるといった、装置のトラブルも起こりにくいのも大きなメリットです。

カレンダーと砂時計

Ⅰ期治療はおよそ18ヶ月

治療期間が比較的短い

フェーズⅠ(第1段階の治療)はおよそ18ヶ月です。これまでのⅠ期矯正は長いと3年程度かかることも多く、比較的治療期間が短くすむことが多いです。

インビザライン・ファースト

装置の特徴 透明で目立ちにくく、自分で取り外せるマウスピース型の矯正装置です。
標準治療費 アドバンスプラン 50万円(税込55万円)※トータルフィー(調整料込み)
プレミアムプラン 60万円(税込66万円)※インビザライン以外は調整料が必要:1回5,000円(税込5,500円)
治療期間 フェーズⅠ
18ヶ月程度
フェーズⅡ
2〜3年必要に応じて選べます
通院頻度 1〜3ヶ月に1度の通院です(プレミアムプラン:インビザライン以外の装置装着時は1〜2ヶ月に1度)
インビザラインファーストのアライナー

これまでの床矯正とのちがい

インビザライン・ファーストは、混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざって生えている時期)のお子様向けのマウスピース型矯正装置です。

これまでの装置は、寝ている間や1日数時間だけつけるものでした。インビザラインは透明で目立ちにくいため、通学中や習い事の間でもつけていられます。

つけている時間が長いぶん、Ⅰ期治療は18ヶ月と短くすみます。結果として、お子様の負担を減らせます。

これまでの歯列育形成(しれついくけいせい=あごを広げて歯並びを育てる方法)は、拡大装置であごの成長を促すものでした。インビザライン・ファーストは、あごを広げながら同時に歯も動かします。効率よくお子様の咬み合わせを整えられます。

インビザラインファースト

マウスピース矯正

床矯正装置

床矯正装置

インビザライン・ファーストの治療例

アップル歯科でインビザライン・ファーストによる小児矯正をおこなった治療例の写真です。

Before

インビザラインファースト治療前

After

インビザラインファースト治療後
治療の内容 11歳・男性/インビザライン・ファーストで叢生(そうせい=歯のガタガタな並び)を改善
期間・回数 2年・16回(追加アライナー〔追加のマウスピース〕の使用期間を含む)
費用 自由診療:インビザライン・ファースト 550,000円(税込)
※治療当時の費用は660,000円税込
リスク・副作用
  • 歯ぐきや頬、唇が装置でこすれて、すり傷や痛みが出ることがあります。
  • 決められた装着時間を守れない、医師の指示どおりに使えない、予約に来られない、歯の形が特殊といった場合は、思ったとおりの結果が出ないことがあります。
  • 次の段階のアライナー(マウスピース)に変えた直後は、歯に押されるような痛みを感じることがあります。
  • 歯を動かすすき間をつくるため、歯をわずかに削ることがあります。
  • 装置をつけると一時的に発音に影響し、舌が回りにくくなることがあります。多くは1週間から2週間ほどで慣れて治まります。
  • まれにあごの関節(顎関節=あごのつけ根の関節)に不具合が出て、関節の痛みや頭痛、耳の不調が起きることがあります。
  • 成長に合わせて、あとから大人の矯正(成人矯正)が必要になることがあります。
  • 長く重なっていた歯では、歯ぐきが下がっていることがあり、矯正後に歯と歯の間にすき間(ブラックトライアングル=歯の根もとにできる黒い三角のすき間)ができることがあります。
  • まれに歯の寿命が短くなり、歯の神経の治療(歯内治療)やかぶせ物などの追加治療が必要になったり、歯を失ったりすることがあります。過去に歯を傷めていたり、大きな治療をしていた場合は、悪化することもあります。

インビザライン・ファーストのメリット

インビザラインファーストを装着した女の子

口腔内を傷つけにくい

インビザラインの素材は厚さ約0.5ミリの薄い樹脂です。ワイヤーや針金などの金属を使いません。お口の中が切れにくく、装置による口内炎もできにくくなります。

痛がるワイヤー矯正の女の子

食事制限がない

これまでの歯列育形成では、装置によってカレーやグミなどを控える必要がありました。インビザラインは歯をしっかり磨きさえすれば、食べ物を制限する必要がありません。

カレンダーと砂時計

トラブルが少ない

インビザラインは定期的に新しい装置へ交換します。そのため、トラブルで急に通院する心配が少なくなります。ワイヤーが切れたり、装置が外れたりすることもありません。

インビザライン・ファーストは良いことばかり?

子供のマウスピース矯正の注意点

  • 装着時間を守れないと、咬み合わせは計画どおりに整いません。
  • 装着時間を守るには、お子様だけでなく親御さんの協力も欠かせません。
  • お子様の咬み合わせによっては、ほかの装置のほうが合うこともあります。
  • 小児矯正が終わっても、あとから成人矯正が必要になることがあります。
  • 矯正中は歯みがきがとても大切です。できるだけ仕上げみがきをお願いします。
親子で仕上げ磨き

小児矯正はまず相談から

インビザライン・ファーストは、いまのところすべてのお子様に合う装置ではありません。

ただ、インビザラインで対応できる範囲はとても速く広がっています。今は難しい症状でも、来年には対応できるようになることもあります。

小児矯正は始める時期がとても大切です。よい時期を逃さないよう、早めにご相談ください。お子様の歯の状態を見て、ちょうどよい時期になったら矯正を始めます。

その時期に合わせて、お子様に合う装置や治療の計画をご相談します。まずは相談から始めましょう。アップル歯科八尾では、小児矯正の無料相談を受け付けています。

矯正相談

小児矯正のQ&A

小児矯正についてのよくある質問

Q.小児矯正はいつから始めればいいですか?
A.個人差が大きいので一概に年齢では言えませんが、前歯2本(犬歯除く)と第一大臼歯が生え揃った時点が一般的な始めどきです。始める時期は5歳ぐらいから定期的に検査にお越し頂ければ、「矯正が必要」とわかった段階でカウンセリングのお声掛けをするようにしています。
Q.すきっ歯が気になるのですが、今すぐ矯正した方がいいですか?
A.お子様の歯がまだ乳歯なら、まだすきっ歯を気にする期間ではありません。乳歯は、永久歯より小さく、永久歯が生えることを前提として、すきっ歯気味に生えている場合が多いです。そのため、永久歯に生え変わると、自然に隙間がなくなることが多いです。ただし、逆に乳歯がギチギチに生えている場合は、永久歯への生え変わりでガタガタになる可能性があるので、前歯が生え変わった頃を目安にご相談にお越し下さい
Q.小児矯正は具体的にはどのような治療ですか?
A.床矯正では、プレートと呼ばれる取り外し式の装置を、決められた時間お口の中に入れて使用します。マウスピース矯正の場合は、食事や歯みがきの時間を除き、マウスピースを装着して過ごしていただきます。
Q.小児矯正は大人の矯正とは何が違いますか?
A.子どもの矯正では、あごの成長を利用して永久歯がきれいに並ぶスペースを作ります。そのため、将来的に健康な永久歯を抜かずに済む可能性が高まります。
Q.すきっ歯が気になるのですが、今すぐ矯正した方がいいですか?
A.お子様の歯がまだ乳歯なら、まだすきっ歯を気にする期間ではありません。乳歯は、永久歯より小さく、永久歯が生えることを前提として、すきっ歯気味に生えている場合が多いです。そのため、永久歯に生え変わると、自然に隙間がなくなることが多いです。ただし、逆に乳歯がギチギチに生えている場合は、永久歯への生え変わりでガタガタになる可能性があるので、前歯が生え変わった頃を目安にご相談にお越し下さい
Q.通院頻度はどれぐらいですか?
A.装置やプランによって異なりますが、最初は1ヶ月に1度ぐらい、長いスパン2〜3ヶ月に1度になる場合もあります。
Q.矯正の費用以外にお金は必要ですか?
A.アドバンスプランの場合、トータルフィになるので基本的に後々お金が必要になる処置はほとんどありません。スタンダードプランやプレミアムプランのマウスピース矯正期以外は、調整費として1回5500円(税込)が必要となります。また、定期的に行うクリーニングやメインテナンスは別途費用が発生します。
Q.装置を嫌がることはありませんか?
A.お子さまは大人よりも新しい環境に慣れる力が高く、プレートやマウスピースにも比較的早くなじむケースが多くあります。

近鉄八尾駅前の歯医者 アップル歯科八尾

  • 〒581-0803 大阪府八尾市光町1丁目39−1 八尾ターミナルホテル北館 1階
  • 現在は現金の他、クレジットカード(VISA・Master・JCB・AMEX)がご利用いただけます。 今後1〜2ヶ月で各種クレジットカード・電子マネーが順次利用可能になります。

診療時間

曜日
診療開始 9:30 9:30 休診 9:30 9:30 9:30
診療終了 18:30 18:30 休診 18:30 18:30 17:00

休診日:水曜・日曜・祝日 ※日曜・祝日診療は右記診療カレンダーをご覧下さい。

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