シーラントは何歳から?歯科で行う子供の虫歯予防の効果

歯科健診や定期検診で「奥歯にシーラントをしておきましょう」と言われたことはありませんか。シーラントは、奥歯の溝を歯科用の樹脂であらかじめ塞いでおく、むし歯の予防処置です。

本当に効果があるの?」「何歳から受けられる?」「保険は使える?費用は?」「取れてしまったけど大丈夫?

お子様の歯を守る方法として広く行われている処置ですが、シーラントをすればむし歯にならない、というものではありません。効果がどこまで確かめられているのか、どの歯にいつ行うのか、保険で受けられる条件は何か——知っておくと判断しやすくなります。

この記事では、子供の虫歯予防としてのシーラントについて、国内外の研究や日本小児歯科学会のガイドライン、厚生労働省の資料をもとに整理して解説します。

監修:中田 稜なかた りょう院長 アップル歯科八尾 歯科医師

この記事の結論

  • シーラントとは:歯を削らずに奥歯の溝を樹脂で塞ぐむし歯の予防処置です
  • 効果:厚生労働省e-ヘルスネットでは4年以上で約60%のむし歯予防効果が認められると解説されています
  • 対象:優先度が高いのは生えて間もない6歳臼歯と溝の深い乳歯の奥歯。どの歯に必要かは、生え具合とお口の状態を見て判断します
  • 注意点取れることがある処置なので、定期的な確認とセットで考えます

※費用と保険の条件、「しない方がいい」と言われる理由については、本文で詳しく解説しています。

シーラントとは?奥歯の溝を埋める虫歯予防の処置

奥歯の溝は歯ブラシの毛先が届きにくい

奥歯の噛む面には、複雑に入り組んだ細い溝があります。この溝は歯ブラシの毛先よりも細く、深いことがあり、ていねいに磨いても汚れが残りやすい場所です。

とくに生えて間もない歯は、表面のエナメル質(歯を覆う、一番硬い層)がまだ十分に硬くなっておらず、酸に溶けやすい状態にあります。そのうえ背が低く、歯ぐきに一部が覆われていることも多いため、歯ブラシが当たりにくくなります。

この溝をあらかじめ歯科用の樹脂(シーラント材)で塞ぎ、汚れが溜まりにくい形にしておく処置がシーラントです。専門的には小窩裂溝塡塞しょうかれっこうてんそくと呼ばれます。

やることは、歯の表面を清掃し、薬液で処理し、樹脂を流し込んで固める、という流れです。麻酔も、歯を削ることも必要ありません

シーラントの比較

歯を削らない処置なので、麻酔も使いません

「削らない」というのは、お子様にとって大きな意味があります。歯を削る機械の音や振動が苦手なお子様でも、比較的受け入れやすい処置です。

処置にかかる時間は1本あたり数分程度が目安です。お子様の状態や本数によって変わり、じっとしているのが難しい年齢では、無理に進めず回数を分けることもあります。

歯科医師による子どもの予防処置の様子

むし歯の詰め物(レジン充填)との違い

「白い樹脂を詰める」という点だけを見ると、むし歯の治療で使うコンポジットレジン(白い樹脂の詰め物)と似ています。ただ、目的が違います。

シーラント 詰め物(レジン充填)
目的 むし歯になる前に溝を塞ぐ むし歯になった部分を取り除いて補う
歯を削るか 削らない むし歯の部分を削る
対象 奥歯の溝(小窩裂溝) むし歯のある部分
やり直し 取れたら塗り直しを検討する 状態により再治療を検討する

シーラントは「治療」ではなく「予防」の処置です。すでに溝の奥に進んだむし歯がある場合は、シーラントではなく治療の対象になります。むし歯の場合は樹脂で埋める前に感染部位を削る必要があります。

シーラントの虫歯予防の効果はどれくらい?

4年以上で約60%の予防効果と解説されている

厚生労働省の情報サイト「e-ヘルスネット」では、シーラントについて4年以上で約60%のむし歯予防効果が認められ、フッ化物(フッ素)の応用と併用することで予防効果はさらに増加すると解説されています。

また、同じ解説の中でむし歯のリスクが高い歯に行うと特に有効であるとされ、その判定には「過去のむし歯の経験や生活習慣といったお子様自身の情報」と「奥歯の溝の形、歯の生え具合といった歯の情報」が用いられると説明されています。

言いかえると、シーラントは「全員の全部の歯に一律に行うもの」ではなく、必要な歯を選んで行うものという位置づけです。

小児歯科で予防処置を受ける子ども

シーラントは、奥歯の溝を物理的に封鎖し、またシーラント材に含まれるフッ化物により再石灰化を促進することでむし歯を予防する方法である。4年以上で約60%のむし歯予防効果が認められ、特にフッ化物応用との併用によってむし歯予防効果はさらに増加する。(※引用元要約)

葭原明弘(新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔保健学分野 教授)シーラント(予防法) 厚生労働省 e-ヘルスネット

シーラントはやった方がいい施術

2025年3月、日本小児歯科学会から『乳歯と幼若永久歯ようじゃくえいきゅうしの小窩裂溝塡塞ガイドライン』が出されました。国際的な評価手法(GRADE)に基づいて、研究データを整理したものです。

このガイドラインでは、乳歯についても、生えて間もない永久歯(幼若永久歯)についても、「う蝕(むし歯)の発生を予防するために小窩裂溝塡塞を実施することを提案する」とされています。推奨の強さは「弱い推奨」です。つまり、「やるか」「やらないか」ならやった方がいい施術と言えるでしょう。

研究データを統合した推定値として、シーラントを行った場合と行わなかった場合の1年後のむし歯の発生は、グラフのとおりです。

※これは複数の研究を統合した推定値であり、お一人おひとりの結果をお約束するものではありません。むし歯のなりやすさには個人差があります。

1年後にむし歯が発生した割合(研究データの統合値)

乳歯・シーラントあり
2.1%
2.1%
乳歯・シーラントなし
15.6%
15.6%
幼若永久歯・シーラントあり
3.7%
3.7%
幼若永久歯・シーラントなし
11.9%
11.9%

※横棒は20%を上限とした目盛りで、1年後(12か月後)にむし歯が発生した歯の割合を表しています。数値はガイドラインが研究データを統合して算出した推定値で、エビデンスの確実性は「低」と評価されています。

乳歯う蝕の発生を予防するために小窩裂溝塡塞を実施することを提案する(エビデンスの確実性:低)。幼若永久歯う蝕の発生を予防するために小窩裂溝塡塞を実施することを提案する(エビデンスの確実性:低)。健全な乳臼歯の咬合面に小窩裂溝塡塞を行うことで12か月後は2.1%までう蝕発生を抑制することが期待され、これは塡塞を行わない場合の15.6%と比較される。幼若永久歯では12か月後3.7%、塡塞を行わない場合は11.9%であった。(※引用元要約/グラフの数値はこの資料に基づく)

シーラントは何歳から?対象になる歯とタイミング

生えて間もない6歳臼歯が最優先

「何歳から」という決まった年齢はありません。判断の基準になるのは年齢よりも歯の生え具合です。

とくに優先度が高いのが、5〜6歳ごろに乳歯のさらに奥から生えてくる6歳臼歯(第一大臼歯だいいちだいきゅうしです。この歯は噛む力を支える中心になる歯である一方、次の条件が重なります。

6歳臼歯がむし歯になりやすい理由

  • お口の一番奥に生えるため、歯ブラシが届きにくい
  • 生えきるまでに時間がかかり、歯ぐきに一部が覆われている期間が長い
  • 背が低いうちは手前の歯が邪魔になり、毛先が当たりにくい
  • 生えたては表面がまだ硬くなりきっていない
  • 乳歯の生え変わりに気を取られ、保護者が気づきにくい

シーラントは、この「生えてから、しっかり硬くなるまで」の期間を守るという考え方の処置です。生えかけで歯ぐきが咬合面こうごうめん(かむ面)にかかっている段階では、樹脂がうまく付かないことがあるため、生え具合を見ながらタイミングを決めます。

6歳臼歯のイラスト

乳歯の奥歯は3歳ごろから対象になる

乳歯の奥歯(乳臼歯にゅうきゅうし)にもシーラントは行われます。日本小児歯科学会のガイドラインでも、乳歯について「実施することを提案する」とされています。

時期の目安は、奥の乳歯が生えそろう3歳ごろからです。ただしガイドラインでは、低年齢のお子様では処置そのものが難しい場合があること、無理に進めることで通院への協力が得られにくくなる可能性があることにも触れられています。

パネル会議では「幼若永久歯と比べると乳歯は優先度が低い」という意見や、「実施が難しいケースでは、ほかの予防手段を選ぶほうが賢明」という意見が出たと記載されています。

当院でも、お子様が座って口を開けていられるかを見ながら、その日にできることを選んでいます。初回から全部やろうとはしません。

小児歯科でお口の中を確認してもらう小さな子ども

シーラントはどの歯に必要?

12歳ごろに生える12歳臼歯(第二大臼歯)や、その手前の小臼歯も対象になることがあります。とはいえすべての奥歯に必ず行う処置ではありません

溝が浅く、汚れが溜まりにくい形の歯もあります。歯みがきが行き届いていて、これまでむし歯の経験がないお子様では、急いで行う必要がない場合もあります。ただしこれは、溝の形や生え具合を見たうえでの判断になります。e-ヘルスネットの解説でも、判定には「お子様自身の情報」と「歯の情報」の両方を使うとされています。

「奥歯が生えてきたから、とりあえず全部塞ぐ」ではなく、お口の状態を見て、必要な歯を選ぶ——これが基本の考え方です。

アップル歯科八尾では小児歯科で生え具合とむし歯のなりやすさを確認したうえで、必要に応じてご提案しています。

定期検診で歯の状態を確認してもらう小学生

シーラントの費用と保険、取れたときの対応

保険が使える条件と費用の目安

シーラントは健康保険の対象になる処置です。歯科診療報酬点数表(保険診療の料金を定めた国の一覧)では「初期う蝕早期充填処置」という名前で、1歯につき134点と定められています。溝の清掃や歯面の前処理の費用も、この中に含まれます。

1点は10円ですので、3割負担の場合は1歯あたりおよそ400円が目安です。実際には初診料・検査料などが別に必要になります。

八尾市にお住まいの場合は子ども医療費助成の対象になります。0歳から18歳まで(18歳到達後最初の3月31日まで)が対象で所得制限はなく、1つの医療機関につき1日500円を限度に月2回までの一部自己負担で受けられます。実際の窓口でのお支払いは、この制度を適用した金額になります。八尾市以外にお住まいの方は、お住まいの市町村の制度をご確認ください。

参照:八尾市「子ども医療費助成制度」(2026年8月時点)

ここで知っておいていただきたいのが、保険で行えるのは「ごく初期のむし歯がある溝」に対して行う場合が原則という点です。厚生労働省の通知に、そのように定められています。

まったく問題のない健全な溝に予防目的で行う場合は、この条件に当てはまらないことがあります。どちらに当たるかは、実際に拝見して判断し、お会計の前にご説明します。

条件に当てはまらない場合は、無理にシーラントを行いません。フッ素塗布や、次のご来院までの経過観察といった別の方法をご提案します。

※点数は2026年(令和8年度)の歯科診療報酬点数表によります。費用は目安であり、処置の本数やお口の状態によって変わります。

受付で費用について説明を受ける保護者

I003 初期う蝕早期充填処置(1歯につき)134点/注 小窩裂溝の清掃、歯面の前処理及び填塞の費用は、所定点数に含まれる。(1)初期う蝕早期充填処置は、原則として幼若永久歯又は乳歯の小窩裂溝の初期う蝕に対して行った場合に算定する。(2)初期う蝕早期充填処置は1歯につき1回に限り算定する。ただし、咬耗や歯ぎしり等による摩耗や歯冠破折により、やむを得ず再度の充填処置が必要になった場合は、歯科疾患管理料又は歯科特定疾患療養管理料を算定している患者に限り、前回算定日から起算して6月を経過した日以降についてはこの限りではない。(※引用元要約)

取れた・欠けたときの対応

「シーラントが取れてしまった」というご相談は、めずらしいことではありません。シーラントは永久に残るものではないからです。

e-ヘルスネットでも「シーラントは永久に保持されるとは限りません。取れたり欠けたりした場合には、再度塗布することで高い予防効果を維持できます」と説明されています。

取れたまま気づかずにいると、部分的に残った樹脂の縁に汚れが溜まることがあります。取れたことに気づいたときは、痛みがなくてもご相談ください。

ここまでは予防効果の話です。保険の取り扱いは別に考える必要があります。

保険では1歯につき1回の算定が原則です。すり減りや歯の欠けによってやむを得ず再度行う場合に限り、一定の条件のもとで前回から6か月を経過した日以降に再度算定できるとされています。外れただけの場合は、この条件に当てはまらないことがあります

※再度の処置を保険で行えるかどうかは、そのときのお口の状態と制度上の条件を確認したうえでご説明します。保険の対象外となる場合もあります。

歯科衛生士が子どもの奥歯の状態を確認する様子

定期検診でのチェックが前提になる

ここまでを踏まえると、シーラントは「一度やって終わり」ではなく、定期的に状態を確認して初めて意味のある処置だと分かります。

確認したいのは次の3点です。

定期検診で確認すること

  • シーラントが取れたり欠けたりしていないか
  • 次に生えてきた奥歯で、新たに対象になる歯がないか
  • シーラントをしていない面(歯と歯のあいだなど)にむし歯ができていないか

3つめは見落とされがちです。シーラントが守るのは溝の部分だけで、歯と歯のあいだや歯ぐきぎわは守れません。

ご来院の間隔はお口の状態によって変わりますが、生え変わりの時期は変化が早いため、間隔を短めにご案内することがあります。予防歯科・定期検診のご相談時にお尋ねください。

親子で歯科の定期検診に来院した様子

シーラントはしない方がいい?と言われる理由

「シーラントはしない方がいい」「意味がない」という情報を目にし、迷われる保護者の方がいらっしゃいます。実際にどういう指摘があるのか、3つに整理してお答えします。どれも根拠のない話ではありません。知ったうえで判断していただくほうが、納得して受けられると考えています。

シーラントの効果は「確実」とまでは言えない

1つめは、効果を裏づけるエビデンスの確実性です。先ほどの日本小児歯科学会のガイドラインは、推奨の根拠となるエビデンスの確実性を「低」と評価しています。研究の数が限られ、研究の方法に偏りが生じうると判断されたためです。

作成の過程で寄せられた意見を受けて、確実性の評価を「中」から「低」に下方修正した経緯まで公開されています。学会が慎重に扱っていることの表れです。

作成に関わった専門家からも「むし歯自体が減っており、シーラント以外の予防法もある」という意見が出たことが記載されています。

一方、永久歯を対象としたコクラン・レビュー(世界の研究を集めて検証する国際的な報告)では、24か月後の比較でシーラントを行った群のむし歯が少なかったと報告されています(オッズ比0.12、95%信頼区間0.08〜0.19、7件1,548名、確実性は「中」)。

※オッズ比は、2つのグループで「起こりやすさ」を比べた数値です。1より小さいほど起こりにくかったことを表します。95%信頼区間は、その数値が収まると考えられる範囲の目安です。

「効果は報告されているが、万能ではない」——これが現時点での正確な理解です。

カウンセリングルームで説明を受ける保護者

レジン系シーラントとシーラントなしの比較において、24か月後の咬合面う蝕はシーラント群で少なかった(オッズ比0.12、95%信頼区間0.08〜0.19、7試験・1,548名、確実性は中程度)。対照群の40%が発症すると仮定した場合、シーラント群は6.3%と推定される。有害事象を評価した研究は4件のみで、有害事象の報告はなかった。(※引用元要約)

シーラントは取れてしまうことがある

2つめは、取れることです。コクラン・レビューでまとめられた研究では、レジン系のシーラントについて24か月の時点で83〜90%程度が完全に保たれていたとされています。裏を返せば、一定の割合は2年以内に外れるということです。

問題は外れること自体よりも、外れたことに気づかないまま時間が過ぎることです。部分的に樹脂が残ると、その縁に汚れが溜まりやすくなることがあります。「やりっぱなし」が一番よくない、というのはこの意味です。だからこそ、定期的な確認とセットで考える処置になります。

モニターに映した歯の画像を見ながら説明を受ける保護者

シーラントの下でむし歯が進まないか

3つめが、一番心配されるところです。「溝にすでに汚れやむし歯があった場合、ふたをしたら中で進んでしまうのでは」という指摘です。

この点については、米国歯科医師会(ADA)と米国小児歯科学会(AAPD)による系統的レビューが参考になります。永久臼歯では、シーラントを行わなかった場合と比べてむし歯の発生リスクが低かった(オッズ比0.15、95%信頼区間0.08〜0.27、7年以上の追跡、エビデンスの質は中等度)と報告されています。

そのうえでこのレビューは、穴があいていない初期段階の病変については、シーラントで封鎖することで進行を抑えられるとしています。ふたをすることで、むし歯の原因菌が使える糖や栄養が届かなくなる、という考え方です。

日本の保険制度でシーラントの算定要件が「幼若永久歯または乳歯の小窩裂溝の初期う蝕に対して行った場合」とされているのも、この考え方と整合しています。

ただし、これは穴があく前の段階に限った話です。すでに穴があいている、溝の奥に広がっている、という場合はシーラントの適応ではなく、治療の対象になります。どちらの段階かを見極めることが前提で、そこを飛ばして「とりあえずふたをする」ことは行いません。

鏡で口腔内を確認する子どもと歯科衛生士

永久臼歯において、シーラントを行わなかった場合と比較して7年以上の追跡でう蝕の発生リスクが低下した(オッズ比0.15、95%信頼区間0.08〜0.27、エビデンスの質は中等度)。シーラントは、穴があいていないう蝕病変(noncavitated carious lesions)の進行を抑制・予防できる。有害事象の報告はなかった。(※引用元要約)

それでも歯医者がシーラントをお薦めする理由

ここまで3つの指摘を見てきました。では「しない方がいい」のかというと、そうではありません。

日本小児歯科学会は、これらを踏まえたうえで乳歯についても幼若永久歯についても「実施することを提案する」としています。効果の確実性が「低」と評価されていても、利益が害を上回ると判断されたためです。害として想定されるものは小さいと評価され、コクラン・レビューでも有害事象の報告はありませんでした。

整理すると、こうなります。

シーラントが向いている場合/歯科で相談して決めたい場合

  • 向いている:奥歯の溝が深い/生えて間もない6歳臼歯がある/これまでにむし歯の経験がある/仕上げみがきが奥まで届きにくい
  • 歯科で相談して決めたい:溝が浅く汚れが溜まりにくそうに見える/これまでむし歯がなく歯みがきが行き届いている/お子様がまだ処置を受けられる状態にない

「するかしないか」ではなく、この歯に必要かどうかで考えることをお勧めします。当院でも、生え具合とむし歯のなりやすさを確認したうえでご提案しています。

シーラントとフッ素塗布はどちらが良い?

「どちらが優れているか」は決着していない

よくいただくご質問です。結論からお伝えすると、現時点で「こちらのほうが優れている」と言い切れる根拠はありません

シーラントとフッ化物塗布を比べたコクラン・レビューでは、2〜3年の観察で両者に明らかな差は認められず、「どちらを行うほうが良いか、信頼できる結論には至らなかった」と結ばれています(確実性は「非常に低い」)。

日本小児歯科学会のガイドラインでも、この比較(CQ2)については「採用論文が存在しないため、推奨の評価ができない」とされています。日本で行われているフッ化物塗布と、海外の研究で使われた薬剤・方法が同じとは言えないためです。

「どちらか一方を選ばなければならない」という前提そのものが、実はあまり現実的ではありません。

親子に説明する歯科医師

レジン系シーラントとフッ化物塗布を比較した2〜3年の観察において、オッズ比0.67(95%信頼区間0.37〜1.19、4試験・1,683名、確実性は非常に低い)であった。第一大臼歯にフッ化物塗布またはレジン系シーラントを行うことは咬合面のう蝕予防に役立つが、どちらを行うほうが良いかについて信頼できる結論に至ることはできなかった。(※引用元要約)

役割が違うので、組み合わせて考える

そもそも、この2つは働き方が違います。

シーラント フッ素(フッ化物)
働き 溝を塞いで汚れが溜まりにくくする 歯の質を強くし、再石灰化さいせっかいか(溶け出した成分が歯に戻ること)を促す
守れる場所 処置をした奥歯の溝 塗布したお口全体の歯面
持続 取れるまで(定期的な確認が必要) 繰り返しの応用が前提

e-ヘルスネットでも、シーラントはフッ化物の応用と併用することで予防効果がさらに増加すると解説されています。コクラン・レビューでも、シーラントとフッ化物塗布を併せて行った群と、フッ化物塗布だけの群を比べた研究が紹介されています(ただし確実性は「非常に低い」とされています)。

守れる場所が違うのですから、比べるより組み合わせるほうが理にかなっています。

※フッ化物塗布についても、保険で受けられるかどうかはお口の状態によって条件があります。ご来院時にご説明します。

シーラントをしても歯みがきと食べ方は必要

一番誤解されやすいところです。シーラントをしたからといって、歯みがきを省いてよいわけではありません

e-ヘルスネットでは、むし歯の予防法は「フッ化物応用とシーラント」「歯みがきの励行」「糖分を含む食品の摂取頻度の制限」の3つにまとめられ、これらがバランスよく組み合わされたときに最も効果的だと解説されています。

とくに「量」より「頻度」です。だらだらと食べ続ける時間が長いほど、お口の中が酸性に傾いている時間が長くなります。おやつは時間を決める、という工夫のほうが効いてきます。

シーラントは、この3つのうちの1つを補強するもの。ほかの2つの代わりにはなりません

保護者に仕上げみがきの方法を説明する歯科衛生士

シーラントは子供の虫歯予防の「柱の1つ」

この記事の要点

  • シーラントは奥歯の溝を樹脂で塞ぐ予防処置。歯を削らず、麻酔も使わない
  • e-ヘルスネットでは4年以上で約60%の予防効果、フッ化物との併用でさらに増加と解説
  • 日本小児歯科学会は乳歯・幼若永久歯とも「実施することを提案する(弱い推奨)」。ただしエビデンスの確実性は「低」で、必ず防げる処置ではない
  • 優先度が高いのは生えて間もない6歳臼歯と溝の深い乳歯の奥歯。どの歯に必要かは診てから判断する
  • 保険では1歯につき134点(3割負担でおよそ400円が目安)。初期のむし歯がある溝に対して行う場合が原則
  • 取れることを前提に、定期的な確認を。守れるのは溝だけなので、歯みがき・フッ素と組み合わせて考える

シーラントは、お子様にとって負担の少ない予防処置です。ただ「やっておけば安心」というものではなく、どの歯に必要か、いつ行うか、その後どう見ていくかがセットになって初めて力を発揮します。

アップル歯科八尾では、奥歯の生え具合とお口の状態を確認したうえで、必要な歯にご提案しています。「6歳臼歯が生えてきた」「健診でシーラントを勧められた」という段階でのご相談も歓迎です。

笑顔の子どもと歯科スタッフ

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シーラントに関するよくある質問

Q. シーラントはしない方がいいと聞きましたが、本当ですか?
A. そう言われる理由は主に3つあります。①日本小児歯科学会のガイドラインがエビデンスの確実性を「低」と評価していること、②2年ほどで一定の割合が外れること、③溝にすでにあるむし歯が下で進まないかという心配です。ただし同ガイドラインは、それらを踏まえたうえで乳歯・幼若永久歯とも「実施することを提案する」としています。有害事象の報告もありません。「するかしないか」ではなく、その歯に必要かどうかで判断されることをお勧めします。
Q. シーラントは保険が使えますか?費用はいくらぐらいですか?
A. 健康保険の対象になる処置で、歯科診療報酬点数表では「初期う蝕早期充填処置」として1歯につき134点と定められています。3割負担の場合、処置分はおよそ400円が目安です。別に初診料や検査料などが必要になります。八尾市にお住まいの場合は子ども医療費助成の対象で、1つの医療機関につき1日500円を限度に月2回までの一部自己負担になります(2026年8月時点)。八尾市以外の方は、お住まいの市町村の制度をご確認ください。なお保険で行えるのは、ごく初期のむし歯がある溝に対して行う場合が原則とされています。
Q. シーラントは何歳から受けられますか?
A. 決まった年齢はなく、歯の生え具合で判断します。優先度が高いのは5〜6歳ごろに生えてくる6歳臼歯です。乳歯の奥歯は3歳ごろから対象になりますが、低年齢では処置が難しい場合もあり、無理には進めません。生えかけで歯ぐきがかぶっている段階では樹脂が付きにくいため、時期を見て行います。
Q. シーラントは痛くないですか?歯を削りますか?
A. 歯を削る処置ではなく、麻酔も使いません。歯の表面を清掃し、薬液で処理してから樹脂を流し込んで固めます。永久歯を対象としたコクラン・レビューでは、有害事象を評価した4件の研究のいずれでも有害事象の報告はなかったとされています。お口を開けていられるかどうかがポイントになるため、お子様の様子を見ながら進めます。
Q. シーラントが取れてしまいました。すぐ受診したほうがいいですか?
A. 痛みがなくてもご相談ください。シーラントは永久に残るものではなく、外れることを前提とした処置です。厚生労働省e-ヘルスネットでは、取れたり欠けたりした場合には再度塗布することで高い予防効果を維持できると説明されています。部分的に残った樹脂の縁に汚れが溜まることもあるため、状態を確認してから塗り直すかを判断します。なお、外れただけの場合は保険で再度行うための条件に当てはまらないことがあり、保険の対象外となる場合もあります。
Q. シーラントをすれば虫歯にならないのですか?
A. そうとは言えません。シーラントが守るのは処置をした奥歯の溝の部分だけで、歯と歯のあいだや歯ぐきぎわは守れません。日本小児歯科学会のガイドラインも、実施を提案しつつエビデンスの確実性は「低」と評価しています。歯みがき、フッ化物の応用、おやつの回数の管理と組み合わせることが前提になります。
Q. シーラントとフッ素塗布は、どちらを受けたほうがいいですか?
A. どちらが優れているかは、現時点で結論が出ていません。両者を比べたコクラン・レビューでも、日本小児歯科学会のガイドラインでも、優劣を判断できるだけの根拠はないとされています。溝を塞ぐシーラントと、歯の質を強くするフッ化物とでは守れる場所が違うため、比べるより組み合わせて考えるのが現実的です。

お子様の奥歯が生えてきたら、予防のタイミングです

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この記事の編集・責任者は歯科医師の中田稜です。

歯科医師 中田 稜

略歴
2022年 大阪大学 歯学部 卒業
2022年 医療法人社団アップル歯科クリニック入社
2022年 明石アップル歯科 勤務
2023年 三宮アップル歯科 勤務
2025年 三宮アップル歯科 副院長就任
2026年 アップル歯科八尾 院長就任
セミナー
モリタプラクティスコース
DXGCハンズオンセミナー
i6
LSGP神戸
iクリニカルエンド
アップル歯科八尾の院長

子供の口呼吸は何科に相談?ぽかん口・口唇閉鎖不全の原因と対応

テレビを見ているとき、寝ているとき、お子様の口がぽかんと開いていませんか。この「ぽかん口」は、歯科では口唇閉鎖不全(こうしんへいさふぜん)と呼ばれる状態です。

気にはなっているものの、すぐにでも受診した方がよいのか、様子を見てよいのか、判断がつきにくいという方もおられるのではないでしょうか。当院にも、保護者の方から次のようなご質問がよく寄せられます。

成長すれば自然に閉じるのでは?」「そもそも歯医者と耳鼻科、どっちに行けばいいの?」「市販の口を閉じるテープを使っていいの?」と、いろんな悩みがあるようです。

この記事では、子供の口呼吸とぽかん口について、原因の見分け方、歯科と耳鼻咽喉科の使い分け、そして歯科でできることを、国内外の調査データをもとに整理して解説します。

監修:中田 稜なかた りょう先生 アップル歯科八尾 院長

この記事の結論

  • 子供のぽかん口は口唇閉鎖不全と呼ばれ、日本の3〜12歳を対象とした調査では約3割に見られたと報告されています
  • 年齢が上がるほど割合が高くなる傾向が報告されており、「待っていれば閉じる」とは言い切れません
  • 原因は大きく①鼻の問題 ②お口の周りの筋肉や癖 ③歯並び・骨格の3つに分けて考えます
  • いつも鼻がつまっている、いびきをかく、といったサインがあるときは先に耳鼻咽喉科のご相談をお勧めします
  • お口の機能を育てる治療(口腔機能発達不全症の管理・訓練)は保険診療で始められます。矯正装置による歯並びの治療は保険の対象外です
  • 日本小児歯科学会は「機能を育てる治療=矯正治療ではない」として、まず機能へのアプローチからと示しています
  • 市販の口を閉じるテープは、鼻がつまっている状態では適していません。原因の見極めが先です

子供の口呼吸・ぽかん口とは?「口唇閉鎖不全」という状態

ぽかん口は3〜12歳の約3割に見られる

安静にしているときに上下の唇が自然に閉じず、口が開いたままになる状態を、歯科では口唇閉鎖不全といいます。いわゆる「ぽかん口」「口ぽかん」のことです。

これは決してめずらしいことではありません。日本全国66の小児歯科診療所で3〜12歳の3,399名を対象に行われた調査では、全体の30.7%に口唇閉鎖不全が見られたと報告されています。

つまり、およそ3人に1人。「うちの子だけ?」と心配される保護者の方が多いのですが、同じ状態のお子様は少なくありませんのでまずは深く心配なさらないでください。

※この調査は保護者への質問紙によるもので、専門家が全員を直接診査したものではありません。また一時点での調査のため、原因と結果の関係を示すものではありません。

ぽかん口子供

日本全国66施設で3〜12歳の小児3,399名を対象に調査した結果、口唇閉鎖不全の割合は全体で30.7%であり、年齢が上がるにつれて有意に増加した(p<0.001)。地域差は認められなかった。(※引用元要約)

年齢とともに自然に閉じるとは言い切れない

ぽかん口は「小さいうちだけで、大きくなれば閉じるようになる」と考える方も多いようですが、同じ調査では年齢が上がるほど口唇閉鎖不全の割合が高くなる傾向が示されています。

3歳では19.0%だったものが、12歳では39.7%と報告されています。もちろん個人差があり、成長とともに閉じるようになるお子様もいます。ただ「様子を見ていれば必ず閉じる」とは言えないということは、知っておいた方が良いかもしれません。

気になったときに一度確認しておく、というくらいの気持ちで構いません。

年齢別|口唇閉鎖不全が見られた子どもの割合

3歳
19.0%
19.0%
4歳
22.6%
22.6%
5歳
28.3%
28.3%
6歳
27.5%
27.5%
7歳
27.5%
27.5%
8歳
33.6%
33.6%
9歳
36.6%
36.6%
10歳
37.3%
37.3%
11歳
36.6%
36.6%
12歳
39.7%
39.7%

※横棒の長さは、その年齢の子ども全体に対する割合を表しています。5〜7歳ではほぼ横ばい、10〜11歳ではわずかに下がっており、一直線に増えていくわけではありません。ただし全体としては、年齢が上がるにつれて統計的に有意に増加したと報告されています。

年齢別の口唇閉鎖不全の割合は、3歳19.0%、4歳22.6%、5歳28.3%、6歳27.5%、7歳27.5%、8歳33.6%、9歳36.6%、10歳37.3%、11歳36.6%、12歳39.7%であり、年齢の上昇に伴う増加は統計的に有意であった(p<0.001)。(※引用元要約/上記グラフの数値はこの調査に基づく)

子供の口呼吸が続くと、お口に何が起きるのか

歯並び・咬み合わせへの影響

唇が閉じていない状態が続くと、唇から歯に伝わる力のバランスが変わります。また舌の位置が下がりやすくなり、下の前歯を押す力がかかりやすくなると言われています。

大阪大学の研究グループが3〜6歳の503名を対象に行った調査では、口唇閉鎖不全があるお子様は、不正咬合(歯並びや咬み合わせの乱れ)が見られる割合が約1.8倍だったと報告されています(オッズ比1.838、95%信頼区間1.189〜2.841)。

ただしこれは一時点での調査です。「ぽかん口だから必ず歯並びが乱れる」という意味ではなく、「関連が見られた」という段落までの結果です。歯並びには遺伝や骨格など他の要素も関わるため、一概に唇が閉じていないことが原因で、不正咬合になるとは言えません。

※単一の幼稚園を対象とした調査であり、骨格のパターンは考慮されていません。

歯の模型で歯並びについて説明する歯科医師

3〜6歳の小児503名を対象とした横断研究において、口唇閉鎖不全は不正咬合と関連が認められた(オッズ比1.838、95%信頼区間1.189〜2.841、P<0.01)。(※引用元要約)

歯ぐきの炎症・口臭・むし歯との関係

お口で呼吸をすると、空気が通り続けることで口の中が乾きやすくなります。だ液には汚れを洗い流したり、細菌の働きを抑えたりする役割があるため、乾いた状態が続くとその力が働きにくくなります。

2026年に報告された系統的レビュー(複数の研究をまとめて検討したもの/横断研究11件)では、口呼吸のあるお子様で歯ぐきからの出血、歯垢(プラーク)の付着、歯ぐきの変化が増える傾向が確認されています。

一方でむし歯との関連については「限定的なエビデンス」とされており、はっきり結論が出ているわけではありませんが、「口呼吸だからむし歯になる」と言い切れる段階ではない、というのが現時点での正確な理解です。ただし、リスクがないとは言えません。

お口の乾きは、口臭が気になる原因の一つとしても挙げられます。朝起きたときのにおいが気になる、というご相談は少なくありません。

歯科衛生士による子どもの歯みがき指導

横断研究11件を対象とした系統的レビューにおいて、口呼吸のある小児・思春期では歯肉からの出血、プラークの蓄積、歯肉の変化の増加が認められた。齲蝕については、初期病変および進行した病変に限って関連が示されるという限定的なエビデンスであった。(※引用元要約)

子供の口呼吸の原因は3つに切り分けて考える

①鼻の問題(鼻づまり・アレルギー性鼻炎・アデノイド)

まず確認したいのが、鼻で呼吸できているかです。鼻がつまっていれば、お口で呼吸するしかありません。この場合、いくらお口を閉じる練習をしても根本的な解決になりません。

お子様の鼻がつまる原因としては、アレルギー性鼻炎、慢性的な鼻炎、のどの奥にあるリンパ組織(アデノイド)や扁桃が大きいことなどが挙げられます。

「子供の口呼吸は鼻づまりから」と検索される方が多いのは、実際にこのケースが少なくないからです。鼻に原因がある場合は、歯科より先に耳鼻咽喉科でのご相談が適切です。

口を開けて寝る子供

②口を閉じる力の弱さ・舌の位置・癖

鼻で呼吸できるのに、お口が開いてしまうことがあります。この場合は口唇閉鎖力——唇を閉じ続ける力が弱いこと、舌の位置が下がっていること、指しゃぶりや爪を噛む癖などが関わっていると考えられます。

唇を閉じるには、口の周りの筋肉を使い続ける必要があります。この力が弱いと、少し気をゆるめたときにお口が開いてしまいます。「気をつけて」と声をかけても長く続かないのは、意識の問題ではなく力が続かないからというケースもあるのです。

このタイプは、歯科でお口の機能を確認し、トレーニングで育てていく対象になります。

指しゃぶり子供

③歯並び・骨格の問題

前歯が出ていて唇が閉じにくい、上下の前歯が咬み合わずに開いている(開咬)といった場合、歯並びや顎の形そのものが唇を閉じにくくしていることがあります。

この場合はお口の機能と歯並びの両方が関わっているため、機能を育てるアプローチと並行して、歯並びの状態も確認していきます。

ここで大切なのは、3つの原因はどれか1つとは限らないということです。鼻がつまっていて、その結果お口の周りの筋肉が育ちにくく、歯並びにも影響が出ている——といった重なり方をすることもあります。だからこそ、順番に切り分けていく必要があります。

ご家庭でできる原因の見分け方

  • お口を閉じたまま、鼻だけで30秒ほど静かに呼吸できるか
  • 寝ているときにいびきをかいていないか、息が止まる様子がないか
  • くしゃみ・鼻水・鼻をこする仕草が季節を問わず続いていないか
  • 「閉じてね」と伝えると閉じられるが、すぐに開いてしまうか
  • 前歯が出ている、上下の前歯が咬み合っていないなど、見た目の変化があるか

※この確認はあくまで目安です。ご家庭での判断だけで原因を決めず、検査のうえでご相談ください。

口腔内スキャナーで歯並びを確認する様子

子供の口呼吸は何科に相談する?歯科と耳鼻咽喉科の使い分け

先に耳鼻咽喉科をお勧めするサイン

「子供の口呼吸は何科?」と悩まれる方も多いと思います。何科にかかるかは原因によって変わります。以下の表を参考に、何科にかかるべきか、ご検討の材料にしてください。

こんなサインがあるとき まずご相談いただきたい先
いつも鼻がつまっている 耳鼻咽喉科。鼻で呼吸できる状態を整えることが先になります。
いびき・睡眠中に息が止まる様子 耳鼻咽喉科・小児科。睡眠中の呼吸に関わるため、先に確認が必要です。
鼻水・くしゃみが年間を通して続く 耳鼻咽喉科。アレルギーの関与を確認します。
鼻は通るのに口が開く 歯科。お口の機能や癖、歯並びを確認します。
前歯が出ている・前歯が咬み合わない 歯科。歯並びとお口の機能の両面から確認します。

※判断に迷う場合は、どちらから相談されても構いません。歯科で拝見して鼻の関与が疑われる場合は、耳鼻咽喉科へご紹介することも可能です。

カウンセリングルームで相談する保護者と歯科医師

歯科が行うお口の機能を育てる取り組み

鼻の通りに問題がないのに、それでもお口が開いている場合は、歯科でお口の機能を確認し、必要なら育てる練習に進むところから始められます。

ご相談の時期について、はっきりした「この年齢から」という決まりはありません。ただ、お口の機能を育てる取り組みは言葉での説明を理解して自分で練習に取り組める年齢から進めやすくなります。おおむね就学前後が目安ですが、これは必要に応じて小児矯正による介入を検討できるタイミングでもあります。

また、乳幼児健診や学校歯科健診で「口唇閉鎖不全」「お口が開いている」と指摘されて受診されるお子様もいらっしゃいます。指摘を受けた場合は、その内容をお持ちいただくと確認がスムーズです。

アップル歯科八尾では小児歯科でお子様のお口の状態を確認しています。歯並びのご相談については、初診から無料相談を行っています。

小児歯科で診療を受ける子ども

子供の口呼吸の治し方|まずお口の機能を育てることから

子供の口呼吸、歯科では保険で受診できる?

歯科の検査で見るのは、お口が閉じられない理由がどこにあるかです。唇を閉じる力、舌の位置や動き、鼻で息ができているか、食べるとき・話すときの様子、歯並びや咬み合わせ——これらを合わせて確認します。原因が一つに決まらないことも多いため、どこから手をつけるかを整理していきます。

そして、あまり知られていない大切なポイントが費用です。お子様のお口の機能が十分に育っていない状態は口腔機能発達不全症として扱われ、その管理や機能を育てるトレーニング、むし歯の治療、舌の下のひも(舌小帯)の手術などは健康保険の対象です。

一方で、矯正装置を使って歯並びを治す治療は、保険の対象には含まれません。ここは分けて考える必要があります。

「ぽかん口を治したい」というご相談に対して、最初から高額な治療のお話になるとは限りません。まずは保険の範囲でお口の機能を確認し、育てていくところから始められるということを知っておいていただきたいです。

受付で費用について説明を受ける保護者

口腔機能発達不全症の治療は、食べる・話すなどの機能の向上を目的とするもので、歯並びの改善を目的としたものではありません。機能向上のトレーニング、むし歯の治療、舌小帯の手術は健康保険の対象ですが、矯正装置による歯並びの治療は含まれません。(※引用元要約)

口を閉じる力を育てるトレーニング(MFT)

お口の周りの筋肉の使い方を整えていく方法を口腔筋機能療法(MFT)といいます。唇を閉じる力、舌を正しい位置に置く習慣を、練習を通して育てていく取り組みです。

唇を閉じてボタンを引っぱる「ボタンプル」のように、道具を使った簡単な練習もあります。回数や進め方はお子様の状態によって変わるため、歯科で確認しながら進めます。

効果について、20名(平均7歳7ヶ月)を対象にトレーニングの前後を比べた国内の報告では、口唇閉鎖不全のあるお子様が55%から35%に減少したとされています。

ただしこの報告は20名という小さな規模で、比較のための対照群を置いていない前後比較です。「必ずこれだけ改善する」と言えるものではありません。同じ報告の中でも、練習を続けても機能の改善が十分でなかったケースがあることに触れられています。

効果には個人差があり、続けられるかどうかも大きく関わります。ご家庭の協力が必要になる取り組みです。

ボタンプルのイメージ

MFTを実施した小児20名(男児15名・女児5名、平均年齢7歳7ヶ月)を対象に訓練前後を比較した結果、口唇閉鎖不全のある児は55%から35%、嚥下時の舌突出のある児は100%から50%、構音時の舌突出のある児は95%から60%に減少した。(※引用元要約)

子供の口呼吸、ご家庭でできること

子供の口呼吸について、ご家庭では次のような働きかけが役に立ちます。

ご家庭で取り組めること

  • 食事のとき、お口を閉じてよく噛むよう声をかける
  • 指しゃぶりや爪を噛む癖があれば、叱らずに少しずつ回数を減らしていく
  • 鼻がつまっているときは、まず鼻の状態を整えることを優先する
  • 歯科で教わった練習を、短時間でも毎日続ける

よくお伺いするのが、市販の「口を閉じるテープ」についてです。

結論から申し上げると、鼻がつまっている状態で口をふさぐ使い方は適していません。鼻で呼吸できないお子様の口をふさげば、呼吸そのものを妨げてしまいます。順番として、まず鼻で呼吸できる状態かどうかの確認が先です。

また、テープを貼っている間だけ口が閉じていても、唇を閉じる力そのものが育つとは限りません。お子様への使用を検討される場合は、自己判断で始めず、事前にご相談いただくことを推奨します。とくに就寝中の使用は注意が必要です。

家庭でのケアについて説明を受ける保護者

矯正装置の検討は、機能の変化を見てから

「ぽかん口は矯正で治りますか」というご質問もいただきます。歯並びや骨格が唇の閉じにくさに関わっている場合、歯並びの治療が選択肢になることはあります。

ただし日本小児歯科学会は、お口の機能を育てる治療と矯正治療は別のものであると明確に示しています。そして「食べ方や話し方が気になるときには、まずは機能へのアプローチをお勧めします。矯正治療の検討は、治療の効果をみてから行っても遅くはありません」としています。

当院もこの考え方に沿ってご説明しています。ぽかん口のご相談に対して、はじめから矯正装置をお勧めすることはありません。まず原因を確認し、機能を育てる取り組みから始めて、その変化を見たうえで小児矯正という選択肢を一緒に検討します。

参照:日本小児歯科学会「口腔機能発達不全の治療に関する重要なお知らせ〜口腔機能を育てる治療と矯正治療との関係について〜」

小児矯正で使うマウスピース型の装置

子供の口呼吸・ぽかん口は、原因を見極めることから

この記事の要点

  • ぽかん口は口唇閉鎖不全と呼ばれ、3〜12歳の調査では約3割に見られたと報告されている
  • 年齢が上がるほど割合が高くなる傾向があり、待っていれば必ず閉じるとは言えない
  • 原因は①鼻 ②お口の周りの筋肉や癖 ③歯並び・骨格の3つ。重なることもある
  • 鼻づまり・いびきがあるときは先に耳鼻咽喉科。鼻は通るのに開くなら歯科
  • 歯並びとの関連は報告されているが、「必ず歯並びが乱れる」わけではない
  • むし歯との関連は限定的で、歯ぐきの炎症やプラークの付着との関連のほうが示されている
  • お口の機能を育てる治療は保険診療で始められる。矯正装置による治療は保険の対象外
  • 学会の考え方に沿い、まず機能へのアプローチ、矯正の検討はその後
  • 市販の口を閉じるテープは、鼻がつまっている状態では適さない。相談のうえで判断する

お子様のぽかん口は、めずらしいことではありません。ただ「よくあること」で終わらせず、どこに原因があるのかを一度確認しておくことには意味があります。原因がわかれば、いま必要なことと、まだ急がなくてよいことが分かれます。

アップル歯科八尾では、お子様のお口の状態の確認から、機能を育てる取り組みのご相談まで対応しています。健診で指摘された、家で気になっている、という段階でも構いません。予防歯科・定期検診のご来院にあわせてご相談いただくこともできます。

笑顔の子どもと歯科スタッフ

八尾市でお子様の口呼吸・ぽかん口のご相談ならアップル歯科八尾へ

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子供の口呼吸・ぽかん口のよくある質問

Q. 子供の口呼吸は治りますか?
A. 治療や訓練で治る場合はあります。鼻づまりが原因であれば、鼻の状態が整うことでお口が閉じやすくなることがあります。お口の周りの筋肉が関わっている場合は、トレーニングによって改善が見られたという報告があります。ただし効果には個人差があり、必ず治るとお約束できるものではありません。
Q. 子供の口呼吸は何科に相談すればいいですか?
A. いつも鼻がつまっている、いびきをかく、鼻水やくしゃみが年間を通して続く、といったサインがあるときは、先に耳鼻咽喉科でのご相談をお勧めします。鼻は通るのにお口が開いてしまう場合、また前歯が出ている・前歯が咬み合わないといった場合は歯科でご相談ください。迷われる場合はどちらからでも構いません。
Q. 口を閉じるテープを子供に使ってもいいですか?
A. 鼻がつまっている状態でお口をふさぐ使い方は適していません。呼吸そのものを妨げてしまうためです。またテープを貼っている間だけお口が閉じていても、唇を閉じる力が育つとは限りません。お子様への使用を検討される場合は自己判断で始めず、とくに就寝中の使用については医師に相談してから行いましょう。
Q. お口が閉じないのは何かの病気なのでしょうか?
A. 病気とは限りませんが、それが原因で病気を引き起こしたり、不正咬合という悪い歯並びになる可能性もあります。安静時に唇が閉じない状態は「口唇閉鎖不全」と呼ばれ、3〜12歳を対象とした国内の調査では約3割に見られたと報告されており、まれな状態ではありません。
Q. お口の機能を育てる治療に保険は使えますか?
A. 口腔機能発達不全症に対する管理や機能向上のトレーニング、むし歯の治療、舌小帯の手術は健康保険の対象です。一方で、矯正装置を使って歯並びを治す治療は保険の対象に含まれません。費用は検査の内容によって変わりますので、料金表をご確認いただくか、ご相談時にお尋ねください。
Q. 何歳から相談できますか?
A. 「この年齢から」という決まりはありません。お口の機能を育てる取り組みは、説明を理解して自分で練習に取り組める年齢から進めやすくなり、おおむね就学前後からご相談いただくケースが多いですが、これは目安です。乳幼児健診や学校歯科健診で指摘された段階でのご相談も歓迎しています。

お子様のお口のことは、気になった段階でご相談ください

ご予約はかんたんWEB予約が便利です

この記事の編集・責任者は歯科医師の中田稜です。

歯科医師 中田 稜

略歴
2022年 大阪大学 歯学部 卒業
2022年 医療法人社団アップル歯科クリニック入社
2022年 明石アップル歯科 勤務
2023年 三宮アップル歯科 勤務
2025年 三宮アップル歯科 副院長就任
2026年 アップル歯科八尾 院長就任
セミナー
モリタプラクティスコース
DXGCハンズオンセミナー
i6
LSGP神戸
iクリニカルエンド
アップル歯科八尾の院長

【1期・2期】小児矯正はどっちを選ぶ?メリット・デメリットを解説

「子どもの矯正は、乳歯のうちに始める1期治療と、永久歯が生えてからの2期治療がある」——そう聞いても、結局うちの子はどちらを選べばいいの?と迷ってしまうものです。

近年は「最終的な歯並びが変わらないなら、1期はやらず永久歯から一気に治せばいい」という考え方も広がっています。一方で、1期に取り組む意味が大きいケースもあります。

この記事では、2段階(1期+2期)で進める道と、永久歯から1段階(2期のみ)で進める道を、研究データをもとに正直に比べます。それぞれのメリット・リスクを並べたうえで、ご家庭が納得して選べるように整理します。

監修:中田 稜なかた りょう先生 アップル歯科八尾 院長

この記事の結論

小児矯正は必ずしも「早く始めれば得」というものではなく、歯並びのタイプによってタイミングは異なります。出っ歯は1期治療から始めても最終結果が変わらないという報告があり、永久歯からの1段階でも十分な場合があります。一方、受け口(骨格性)は早期治療で手術を避けられる可能性が報告されています。まずは無料相談でタイプを見極めるのがおすすめです。

1期・2期とは?子どもの矯正の2つの道

1期(土台づくり) と2期(歯を並べる)の役割

子どもの矯正は、大きく2つの段階に分かれます。役割が違うので、まずこの違いを押さえておきましょう。

1期治療は、乳歯と永久歯が混在する時期に、顎の成長を利用して歯が並ぶ土台(スペース)を整える段階です。取り外し式の装置などを使うことがあります。

2期治療は、永久歯が生えそろってから、装置で一本ずつの歯を並べる本格的な矯正です。大人の矯正とほぼ同じ内容になります。

子供の歯並び

“2段階”と“永久歯から1段階”という選択肢

この2段階があることから、進め方には大きく2つの道があります。

ひとつは2段階(1期+2期)。早めに土台を整えてから、永久歯で仕上げる進め方です。もうひとつは1段階(永久歯から2期のみ)。1期を行わず、永久歯が生えそろってから一度で治す進め方です。

「必ず2段階」でも「1期は不要」でもなく、お子さまの歯並びのタイプによって、どちらが向いているかは変わります。次章から、それぞれの根拠を見ていきます。

歯科医師の説明を聞く親子

1期・2期で使う装置と期間の目安

それぞれの段階で使う装置と、治療期間の一般的な目安を整理します。装置はお子さまの歯並びのタイプによって選び分けます。

主に使う装置 対象年齢の目安 期間の目安
1期 床矯正(拡大床)、急速拡大装置、歯列矯正用咬合誘導装置、マウスピース型の装置(ムーシールド、プレオルソ、マイオブレース、インビザライン・ファーストなど) おおよそ3〜12歳
(装置により幅あり)
おおよそ2〜4年程度
(通院36〜48回程度)
2期 ワイヤー矯正装置、マウスピース型矯正装置 永久歯が生えそろった後 おおよそ2〜3年程度

※期間・年齢はあくまで一般的な目安です。歯並びのタイプ・お口の状態・成長の進み方によって個人差が大きく、これより短くも長くもなります。正確な見通しは検査のうえでご説明します。

装置ごとの詳しい特徴は小児矯正のご案内、マウスピース型を含む矯正全般は矯正歯科のご案内もご覧ください。

小児矯正で使う装置の例

乳歯が残っている年齢では、旺盛な成長を利用して骨格的な不正の解消をはかる1期治療が行われ、永久歯列では装置を用いて個々の歯を再配列する2期治療が行われます。(※引用元要約)

「1期はいらない」という見解は本当?

「最終結果は変わらない」という報告も

実は歯科医師の中には「1期矯正はやらない方がいい」という意見もあります。

この「1期はやらなくていいのでは」という見解には、研究の裏づけがあります。

例えば出っ歯(上顎前突)については、1期から始める2段階治療と、永久歯からの2期のみの1段階治療を比べても、最終的な咬み合わせの結果に差は認められなかったと報告されています。永久歯が生えてからそのまま2期に進むお子さまが多いのも、この背景があります。

つまり出っ歯のようなタイプでは、「永久歯からの1段階でも十分」という判断に至る場合もあるということです。ただし、本当に1期が必要か必要でないかは、個人差や出っ歯になった原因などによって異なります。「出っ歯だから1期矯正は意味がない」と決めつけず、まずは歯科医師と相談して検討することをオススメします。

研究データを見ながら説明する歯科医師

上顎前突の子どもでは、早期からの2段階治療と、思春期に行う1段階治療とで、最終的な歯並び・咬み合わせに差は示されなかった。2段階治療の利点は前歯の外傷リスクの減少のみで、それ以外の利点は認められなかった。(※引用元要約)

2段階は期間・費用・通院の負担が増える

もうひとつ、正直にお伝えしたい点があります。2段階治療は、1期と2期の両方を行うぶん、総治療期間が長くなり、通院や費用の負担も増えやすいことです。

最終結果が変わらないようであれば、「早く始めたが、トータルの負担は大きかった」という結果になりかねません。ここが「1期はいらない」という見解の根拠でもあります。

だからこそ、1期を行うなら「お子さまにとって本当に1期矯正の意味があるのか」を見極めることが大切になります。

治療期間と費用の負担のイメージ

1期に意味があるケース

受け口は原因のタイプで対応が変わる

例えば受け口は、原因によって早期治療でどこまで期待できるかが変わります。大きく2つに分けて考えます。

咬み合わせが原因のタイプ(機能性)は、前歯の引っかかりで下あごが前にずれているだけで、骨格はほぼ正常です。この場合、早い時期に咬み合わせの干渉を取り除くと、受け口そのものが改善することがあります。放置すると、ずれたまま骨が成長して次のタイプに移行することがあるため、早めの相談に意味があります。

骨格が原因のタイプ(骨格性)は、上あごの成長不足や下あごの過成長そのものが原因で、遺伝的な要素も関わります。上あごの成長を促す装置で大人になってからの外科矯正(顎の骨の手術)を避けられる可能性が報告されています。ただし下あごは思春期以降も成長するため後戻りすることがあり、骨格のずれが大きい場合は手術が必要になることもあります。

参照:Diagnosis and Treatment of Pseudo-Class III Malocclusion(2014)e-ヘルスネット(厚生労働省)「反対咬合」

受け口(反対咬合)の咬み合わせのイメージ

骨格性反対咬合の子どもに上顎前方牽引装置による早期治療を行った群では、外科矯正が必要と判断された割合が36%で、未治療群の66%より低かった(6年追跡)。(※引用元要約)

外傷予防・クセ・抜歯回避はどこまで期待できる?

受け口以外にも、1期に取り組む意味があるとされる場面があります。ただし「期待できる度合い」は分けて考える必要があります。

1期の意味と、その確からしさ

  • 前歯の外傷予防:出ている前歯を早めに抑えると、ぶつけてケガをするリスクを減らせる(研究で示されている)
  • クセへの対応:指しゃぶり・口呼吸など、歯並びに関わる習慣に早く向き合える
  • 抜歯を避けられる可能性:スペースを確保できれば避けられることもあるが、エビデンスは限定的で確実ではない
  • 心理面:見た目の悩みに早い段階で対応できる

参照:Early vs late orthodontic treatment of tooth crowding by first premolar extraction(系統的レビュー, 2014)

子どもの歯並びとクセ

2期治療(本格矯正)で知っておきたいこと

2期の内容とリスク(歯根吸収・むし歯・後戻り)

1期矯正を行なっても、2期矯正を行う可能性は少なからずあります。内容は大人の矯正と共通する部分が多く、詳しくは矯正歯科のご案内もご覧ください。装置で歯を動かす治療には、知っておきたいリスクがあります。

2期治療で知っておきたい点

  • 歯を無理な位置まで動かすと、歯肉退縮・歯根吸収・歯槽骨吸収が起こることがある
  • 装置まわりは汚れがたまりやすく、むし歯や歯の脱灰(白い斑点)に注意が必要
  • 装着当初は痛みや違和感が出ることがある
  • 治療後は後戻りを防ぐため、保定装置(リテーナー)の使用が必要

参照:公益社団法人 日本矯正歯科学会「矯正歯科治療について」

「永久歯が生えそろう中学生ごろに始めれば、2期は早く終わる?」と聞かれることがあります。若い時期のほうが歯は動きやすい傾向はありますが、装置による治療の総期間は成人と思春期で大きな差はなかったという研究報告もあります。期間は年齢だけでなく、歯並びのタイプやお口の状態に左右されます。

参照:Duration of orthodontic treatment with fixed appliances in adolescents and adults(系統的レビュー・メタ分析, 2020)

矯正装置とお手入れのイメージ

費用は自由診療、2段階と1段階で構造が違う

子どもの矯正も大人の矯正も、一部の例外を除き自由診療となるのが基本です。費用の考え方も、選ぶ道によって変わります。

2段階の場合は1期と2期で費用が分かれ、トータルでは大きくなることがあります。1段階(永久歯から)の場合は2期の費用が中心になります。

当院の場合は、1期と2期の矯正が必要な場合、1段階(永久歯から)の矯正費用から1期矯正の費用を引いた差額で行うことで、費用に差がでないようにしています。

ただし、顎変形症や国が定める先天的な疾患などにあてはまる場合は、特定の医療機関を受診することで保険が適用されることもあります。通常、保険での治療が可能な場合、一般的な歯科や保険適用外の矯正歯科は、大学病院や専門歯科にご紹介という流れになることが多いです。

費用の説明を受ける保護者

まとめ|「タイプ」と「価値観」で選ぶ

迷ったらまず無料相談で見極めを

2段階と1段階、どちらが良いかは「どちらが優れているか」ではなく、お子さまのタイプとご家庭の考え方で決まります。出っ歯でも、1期矯正を行なった方がいい場合もあれば、受け口でも1期矯正をしない方がいい場合もあります。

どちらが向いているかは、親御さんが判断するのは難しいです。歯科医師としっかり相談して、メリットやデメリット、トータルの期間や費用なども含めて検討してください。

アップル歯科八尾では、お子さまの歯並びの無料相談を受け付けています。1期・2期のメリットとリスクをご説明したうえで、進め方をご家庭に選んでいただけます。相談だけでも問題ありません。

相談を終えて笑顔の親子

お子さまの歯並びが気になったら、まずは八尾の無料相談へ。相談だけでも問題ありません。

小児矯正の無料相談について

小児矯正のよくある質問

Q. 小児矯正(1期治療)は何歳から始めるのがいいですか?
A. 乳歯と永久歯が混じる混合歯列期(おおよそ5〜12歳頃)が一つの目安です。前歯と6歳臼歯が生えかわった頃から検討しますが、適した時期には個人差があります。年齢だけで判断せず、一度ご相談ください。
Q. 1期治療をしないと、あとで困りますか?
A. タイプによります。出っ歯などは1期をしてもしなくても最終結果が変わらないという報告があり、永久歯からの1段階で十分な場合があります。一方、受け口など早い時期に意味があるタイプもあります。
Q. 子供の矯正に保険はききますか?
A. 一部の例外を除き、自由診療となるのが基本です。顎変形症や国が定める先天的な疾患などにあてはまる場合は、保険が適用されることもあります。あてはまるかは検査のうえで判断します。
Q. 中学生から始めると2期治療は早く終わりますか?
A. 若い時期のほうが歯は動きやすい傾向はありますが、治療の総期間は成人と思春期で大きな差はなかったという研究報告もあります。期間は年齢だけでなく、歯並びのタイプやお口の状態に左右されます。
Q. 矯正の相談は無料ですか?
A. アップル歯科八尾では、お子さまの歯並びの無料相談を受け付けています。相談したうえで、矯正をするかどうかをゆっくり考えていただけます。相談だけでも問題ありません。

小児矯正の1期・2期どちらが向いているか、まずはお気軽に無料相談ください。

ご相談・ご予約はこちら

この記事の編集・責任者は歯科医師の中田稜です。

歯科医師 中田 稜

略歴
2022年 大阪大学 歯学部 卒業
2022年 医療法人社団アップル歯科クリニック入社
2022年 明石アップル歯科 勤務
2023年 三宮アップル歯科 勤務
2025年 三宮アップル歯科 副院長就任
2026年 アップル歯科八尾 院長就任
セミナー
モリタプラクティスコース
DXGCハンズオンセミナー
i6
LSGP神戸
iクリニカルエンド
アップル歯科八尾の院長

お子様の治療について

お子様の歯を守るための小児歯科

小児歯科とは

小児歯科は、お子様の虫歯予防や治療、歯並び・咬み合わせのチェック、フッ素塗布、毎日の歯磨きの指導などを通じて、将来の歯のトラブルを未然に防ぐためのケアを行う診療分野です。小さな頃から正しい予防習慣を身につけ、健康な歯を守っていくことは、大人になってからのお口のトラブルを減らすことにもつながっていきます。

当院でも小児歯科の診療を行っており、お子様一人ひとりの年齢やお口の状態に合わせた、やさしく丁寧な対応を心がけています。お子様にとって歯科医院が「怖い場所」ではなく「気軽に通える場所」となるよう、安心していただける雰囲気づくりも大切にしています。

お子様の歯磨きを行う親

痛みが出る前に通うことのメリット

歯科医院は「歯が痛くなってから行く場所」と思われがちですが、お子様の場合はそれ以上に「痛くなる前から通っていただく」ことに大きな意味があります。初めての受診が虫歯の治療となってしまうと、「歯医者さんは痛いところ」というイメージが先に残ってしまい、その後の通院が億劫になってしまうかもしれません。

乳歯が生え始めた頃から、保護者の方の検診と一緒にお子様も診せていただくことで、痛みのないなかで歯科医院の雰囲気に慣れ、定期的に診てもらう習慣を自然に身につけることができます。「歯科医院は予防のために通う場所」という意識を小さなうちから育てていくことが、お子様の歯と心の両方を守る土台になります。

お子様に歯磨き指導を行う歯科衛生士

年齢に合わせた小児歯科のケア

乳歯が生え始めた赤ちゃん

0〜3歳ごろ

生後6〜7ヶ月頃に下の前歯から最初の乳歯が生え始め、2〜3歳頃までに上下20本の乳歯が生え揃います。この時期はお子様自身が落ち着いて治療を受けることが難しいため、虫歯にしないための予防が最も大切です。

歯ブラシを口に入れることに慣れさせる、お水を含んで吐き出す練習をするなど、ご家庭でできるちょっとした積み重ねが、これからのケアにつながっていきます。

3〜6歳程度の女の子

3〜6歳ごろ

乳歯が全て生え揃い、5〜6歳になると、最初の永久歯である「6歳臼歯(第一大臼歯)」が生えてきます。お口の一番奥の歯で、噛み合わせの土台となる大切な歯ですが、深い溝に汚れがたまりやすく虫歯のリスクが高い歯でもあります。

お子様一人での仕上げ磨きには限界があるため、保護者の方による仕上げ磨きが欠かせない時期です。指しゃぶりなどの癖が残っている場合も、この頃にご相談ください。

生え変わりの時期の小学生

6〜12歳ごろ

前歯から順に乳歯が永久歯へと生え替わっていく時期です。生え変わる順序は前後しますが、個人差の範囲内であることがほとんどです。

生えたばかりの永久歯は表面のエナメル質が未成熟でやわらかく、虫歯になりやすいため、フッ素塗布や奥歯の溝を埋めるシーラントが特に効果的です。顎の大きさと歯のバランスから歯並びが気になる場合は、6歳ごろを目安にご相談ください。

当院で行うお子様の予防処置

フッ素塗布

歯の表面のエナメル質を強化し、虫歯への抵抗力を高める効果が期待できる処置です。フッ素には、初期の虫歯を修復する再石灰化を助ける働きもあります。歯科医院で使用するフッ素は濃度や使用量を厳密に管理しており、年齢に合わせて調整するため、小さなお子様にも安心して受けていただけます。

シーラント

奥歯の噛む面にある複雑な溝を、歯科用の樹脂であらかじめ塞いでおく予防処置です。生えたばかりの6歳臼歯などは溝が深く、歯ブラシでも汚れを落としきれないことが多いため、シーラントで虫歯の入り口を封じておくことが大きな予防効果につながります。痛みのない処置で、お子様への負担も少ない方法です。

歯磨き指導(TBI)

お子様の年齢や手先の発達に合わせた歯ブラシの選び方、磨き方を、歯科衛生士が丁寧にお伝えします。保護者の方には、お子様の口に合わせた仕上げ磨きのコツや、磨き残しが出やすい場所もご説明いたします。ご家庭での毎日のケアの質が上がることが、虫歯を防ぐうえで何よりの近道になります。

ご家庭でも気をつけたいこと

仕上げ磨きの大切さ

小児歯科で歯科医院に通うことも大切ですが、お子様の歯を守るうえで最も基本となるのは、毎日のご家庭での歯磨きです。乳歯は永久歯に比べて虫歯の進行が速いと言われており、日々のセルフケアでしっかり予防していくことが何より重要です。

幼いうちはどうしてもうまく磨けない部分が残ってしまうため、保護者の方による仕上げ磨きをぜひ続けてあげてください。お子様が自分でしっかり磨けるようになるのは、おおよそ小学校3〜4年生頃と言われています。最初はうまくいかないこともあるかもしれませんが、検診の際に磨き方のコツもお伝えいたしますので、お気軽にご相談ください。

お子様の仕上げ磨きをする母親

お子様の歯を家族で守りましょう

意外に思われるかもしれませんが、お子様のお口の中には、生まれたときには虫歯の原因となる菌(ミュータンス菌など)は存在していないと言われています。多くの場合、ご家族との食事の場面でスプーン・お箸・コップなどを共有することを通じて、大人のお口の中の菌が少しずつお子様に移っていくと考えられています。

菌の感染を目に見える形で完全に防ぐことは難しいのですが、ご家族全員が日々の歯磨きをしっかり行い、お口の中を清潔に保つことで、感染のリスクを減らすことができます。保護者の方ご自身が定期的に歯科検診を受け、お口の状態を整えておくことも、お子様の歯を守る大きな一歩につながります。歯並びが気になる場合は、6歳ごろからの小児矯正もご検討いただけますので、お気軽にご相談ください。

》当院の小児矯正について

お子様のスプーン・フォークと親のスプーン・フォーク

小児歯科のQ&A

お子様の治療についてのよくある質問

Q.子どもの初めての歯科受診はいつ頃がよいですか?
A.生まれてから1年程度だと、歯医者はまだ早いと思われる方も多いと思いますが、歯が生え始めた頃から歯科医院を訪れていただくことをおすすめしています。具体的には、最初の乳歯が生える生後6ヶ月頃から1歳前後がひとつの目安です。この時期はまだ虫歯のリスクが低いため、痛みや治療のないなかで歯科に慣れていただける貴重なタイミングでもあります。受診の際は、お子様の今のお口の状態を確認し、年齢に合わせた歯磨きの方法、フッ素の活用、おやつとの付き合い方など、ご家庭で続けやすいアドバイスをお伝えしています。早いうちから「定期的に診てもらう場所」として歯科医院を知っていただくことが、お子様の歯を守る大きな一歩となります。
Q.乳歯の虫歯は、その後生えてくる永久歯にどんな影響を与えるのでしょうか?
A.乳歯の虫歯は、下で育つ永久歯の変色や形成不全、将来の歯並びの乱れにつながることがあります。いずれ抜ける歯だと放置せず、早めに歯科医院で診てもらいましょう。
Q.フッ素塗布はどれくらいの頻度で受けるとよいですか?
A.歯科医院でのフッ素塗布は、3〜4か月に1回が目安です。生えたばかりの乳歯や永久歯を強くし、虫歯予防に役立ちます。フッ素入り歯磨き粉との併用が効果的です。
Q.子どもが歯医者を怖がります。どう接すればよいですか?
A.お子様が歯科医院を怖がるのは自然な反応ですので、保護者の方が無理に行かせようとせず、安心して通えるよう寄り添ってあげることが大切です。「歯医者さんに無理やり連れていく」といった言葉や行動は、無意識に歯科医院を怖い場所として印象づけてしまうため、避けていただくのがおすすめです。痛みのないうちに連れていく、最初の数回は治療をせず雰囲気に慣れることを目的にする、上手にできたらたくさん褒めてあげる、といった工夫が役立ちます。ただし、中には恐怖心が強くなかなかお口を開けられないお子様もおられます。その場合は無理に治療を進めず、お子様のペースに合わせて段階的に慣れていただきますので、安心してお越しください。
Q.おやつや食事の与え方で気をつけたいことはありますか?
A.虫歯予防では、おやつの量よりも、だらだら食べを避けることが大切です。時間を決めて食べ、ジュースを水代わりにせず、食後は水やお茶を飲みましょう。

インビザライン・ファースト|小児用マウスピース矯正

目立たず取り外せる装置で、お子様の歯並びを整えます

インビザライン・ファースト

インビザラインファーストを装着した女の子

ほとんど透明で取り外し可

目立たない

ほぼ透明なマウスピース型矯正装置です。周りに気づかれにくく取り外し可能。見た目が気になりやすい年頃でも、安心して矯正できます。

痛がるワイヤー矯正の女の子

弱い力でゆっくり矯正

痛みが少ない

歯を少しずつ動かすので、痛みが出にくい装置です。金属のワイヤーが切れるといった、装置のトラブルも起こりにくいのも大きなメリットです。

カレンダーと砂時計

Ⅰ期治療はおよそ18ヶ月

治療期間が比較的短い

フェーズⅠ(第1段階の治療)はおよそ18ヶ月です。これまでのⅠ期矯正は長いと3年程度かかることも多く、比較的治療期間が短くすむことが多いです。

インビザライン・ファースト

装置の特徴 透明で目立ちにくく、自分で取り外せるマウスピース型の矯正装置です。
標準治療費 アドバンスプラン 50万円(税込55万円)※トータルフィー(調整料込み)
プレミアムプラン 60万円(税込66万円)※インビザライン以外は調整料が必要:1回5,000円(税込5,500円)
治療期間 フェーズⅠ
18ヶ月程度
フェーズⅡ
2〜3年必要に応じて選べます
通院頻度 1〜3ヶ月に1度の通院です(プレミアムプラン:インビザライン以外の装置装着時は1〜2ヶ月に1度)
インビザラインファーストのアライナー

これまでの床矯正とのちがい

インビザライン・ファーストは、混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざって生えている時期)のお子様向けのマウスピース型矯正装置です。

これまでの装置は、寝ている間や1日数時間だけつけるものでした。インビザラインは透明で目立ちにくいため、通学中や習い事の間でもつけていられます。

つけている時間が長いぶん、Ⅰ期治療は18ヶ月と短くすみます。結果として、お子様の負担を減らせます。

これまでの歯列育形成(しれついくけいせい=あごを広げて歯並びを育てる方法)は、拡大装置であごの成長を促すものでした。インビザライン・ファーストは、あごを広げながら同時に歯も動かします。効率よくお子様の咬み合わせを整えられます。

インビザラインファースト

マウスピース矯正

床矯正装置

床矯正装置

インビザライン・ファーストの治療例

アップル歯科でインビザライン・ファーストによる小児矯正をおこなった治療例の写真です。

Before

インビザラインファースト治療前

After

インビザラインファースト治療後
治療の内容 11歳・男性/インビザライン・ファーストで叢生(そうせい=歯のガタガタな並び)を改善
期間・回数 2年・16回(追加アライナー〔追加のマウスピース〕の使用期間を含む)
費用 自由診療:インビザライン・ファースト 550,000円(税込)
※治療当時の費用は660,000円税込
リスク・副作用
  • 歯ぐきや頬、唇が装置でこすれて、すり傷や痛みが出ることがあります。
  • 決められた装着時間を守れない、医師の指示どおりに使えない、予約に来られない、歯の形が特殊といった場合は、思ったとおりの結果が出ないことがあります。
  • 次の段階のアライナー(マウスピース)に変えた直後は、歯に押されるような痛みを感じることがあります。
  • 歯を動かすすき間をつくるため、歯をわずかに削ることがあります。
  • 装置をつけると一時的に発音に影響し、舌が回りにくくなることがあります。多くは1週間から2週間ほどで慣れて治まります。
  • まれにあごの関節(顎関節=あごのつけ根の関節)に不具合が出て、関節の痛みや頭痛、耳の不調が起きることがあります。
  • 成長に合わせて、あとから大人の矯正(成人矯正)が必要になることがあります。
  • 長く重なっていた歯では、歯ぐきが下がっていることがあり、矯正後に歯と歯の間にすき間(ブラックトライアングル=歯の根もとにできる黒い三角のすき間)ができることがあります。
  • まれに歯の寿命が短くなり、歯の神経の治療(歯内治療)やかぶせ物などの追加治療が必要になったり、歯を失ったりすることがあります。過去に歯を傷めていたり、大きな治療をしていた場合は、悪化することもあります。

インビザライン・ファーストのメリット

インビザラインファーストを装着した女の子

口腔内を傷つけにくい

インビザラインの素材は厚さ約0.5ミリの薄い樹脂です。ワイヤーや針金などの金属を使いません。お口の中が切れにくく、装置による口内炎もできにくくなります。

痛がるワイヤー矯正の女の子

食事制限がない

これまでの歯列育形成では、装置によってカレーやグミなどを控える必要がありました。インビザラインは歯をしっかり磨きさえすれば、食べ物を制限する必要がありません。

カレンダーと砂時計

トラブルが少ない

インビザラインは定期的に新しい装置へ交換します。そのため、トラブルで急に通院する心配が少なくなります。ワイヤーが切れたり、装置が外れたりすることもありません。

インビザライン・ファーストは良いことばかり?

子供のマウスピース矯正の注意点

  • 装着時間を守れないと、咬み合わせは計画どおりに整いません。
  • 装着時間を守るには、お子様だけでなく親御さんの協力も欠かせません。
  • お子様の咬み合わせによっては、ほかの装置のほうが合うこともあります。
  • 小児矯正が終わっても、あとから成人矯正が必要になることがあります。
  • 矯正中は歯みがきがとても大切です。できるだけ仕上げみがきをお願いします。
親子で仕上げ磨き

小児矯正はまず相談から

インビザライン・ファーストは、いまのところすべてのお子様に合う装置ではありません。

ただ、インビザラインで対応できる範囲はとても速く広がっています。今は難しい症状でも、来年には対応できるようになることもあります。

小児矯正は始める時期がとても大切です。よい時期を逃さないよう、早めにご相談ください。お子様の歯の状態を見て、ちょうどよい時期になったら矯正を始めます。

その時期に合わせて、お子様に合う装置や治療の計画をご相談します。まずは相談から始めましょう。アップル歯科八尾では、小児矯正の無料相談を受け付けています。

矯正相談

近鉄八尾駅前の歯医者 アップル歯科八尾

  • 〒581-0803 大阪府八尾市光町1丁目39−1 八尾ターミナルホテル北館 1階
  • 現在は現金の他、クレジットカード(VISA・Master・JCB・AMEX)がご利用いただけます。 今後1〜2ヶ月で各種クレジットカード・電子マネーが順次利用可能になります。

診療時間

曜日
診療開始 9:30 9:30 休診 9:30 9:30 9:30
診療終了 18:30 18:30 休診 18:30 18:30 17:00

休診日:水曜・日曜・祝日 ※日曜・祝日診療は右記診療カレンダーをご覧下さい。

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日曜・祝日診療

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